「知人から投資の話を持ちかけられました。大丈夫でしょうか」
「もう振り込んでしまいました。お金は戻りますか」
私のもとには、毎週この2つの相談が届きます。
投資家JACKです。私は20代の終わりに、必死に貯めた2,000万円を投資詐欺で失いました。信頼していた人からの紹介で、最初は本当に配当が入っていた案件です。友人やお客様から預かった分を合わせると、被害は総額8,000万円になりました。
自分の分は自己責任と割り切るしかありませんでしたが、お客様の分は何とかしなければならない。20代前半に債権回収の仕事をしていた経験を総動員して迫り、被害金の半分以上を紹介者から取り戻しました。ただし全額ではなく、取り戻せなかった案件のほうが多いです。
この記事は、大阪府知事の認可を受けた不動産会社を20年経営し、コアメンバー500名超と投資詐欺を見続けてきた私が書く、投資詐欺の入口記事です。
- いま勧誘されている人:「7つのサイン」と「進行中の案件」へ。振り込む前なら間に合います
- 被害に遭った人:「騙されたらまずやること」へ。順番を間違えると二次被害に遭います
- 家族を守りたい人:「騙される人の共通点」と「手口別の事典」へ
先に結論です。投資詐欺の手口は100年変わっていません。名前と商品と舞台が変わるだけです。事件名ではなく構造を覚えることが、家族を守るいちばん確実な方法です。
投資詐欺の手口は100年変わらない|ポンジスキームの正体
巨額被害を出した事件のお金の流れは、ほとんどが1つの型に行き着きます。ポンジスキームです。運用はせず、新しい出資者のお金を古い出資者への「配当」に回して、運用が成功しているように見せる手口で、名前は約100年前にこれを使ったチャールズ・ポンジに由来します。
やっかいなのは、序盤は本当に配当が支払われることです。振り込まれた体験が信用を生み、出資者本人が善意のまま家族や友人を誘う側に変わります。被害が数百億円まで膨らむのは、この連鎖があるからです。
配当を払い続けるには出資者を増やし続けるしかなく、新規の出資者はどこかで必ず枯渇します。最初から破綻が決まっている仕組みです。
ポンジスキームとは?仕組み・事例・見抜く5つのサイン:この柱の基礎編
投資詐欺の手口はなぜ同じ?|巨額事件に共通する10の罠:被害規模を並べて構造を見る
高利回り運用なら他人から金を集める必要はない:最も強い1つの物差し
30秒で見抜く7つのサイン
勧誘の場で冷静に考えるのは、誰にとっても難しいことです。判断の基準は、あらかじめ持っておいてください。
- ①「元本保証」「絶対」と言う。金融機関の商品を除き、元本保証をうたう勧誘自体が違法です
- ②月利○%など相場離れした高配当。月利5%は年利60%超です
- ③収益の源泉の説明が曖昧。専門用語で煙に巻かれたら終了です
- ④紹介すると報酬が出る。運用で稼げるなら、素人に報酬を払って集金する必要はありません
- ⑤金融庁の登録が確認できない。公式サイトで誰でも調べられます
- ⑥ドバイ・海外など確認しに行けない場所が舞台。距離は実体隠しに使われます
- ⑦「今だけ」「あなただけ」と急かす。本物なら、確認する時間を待てます
最大のサインは、その話を持ってきたのが「信用している人」であることです。詐欺は信頼関係の上を走ってきます。

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※販売・勧誘・譲渡のお取次は一切行っていません。







