知らない固定電話の番号から着信があり、出てみたら自動音声で「カードのご利用内容の確認」と言われた。
不安になって番号を検索し、この記事にたどり着いた方が多いと思います。
結論から申し上げます。
03-6733-1174 は、三菱UFJニコスが公式に公開している発信番号です。
カードの不正利用が疑われる取引を検知したときに、本人確認のためにかけてくる番号です。詐欺ではありません。
ただし、だからといって「電話に出て言われた通りにすればいい」という話ではありません。本物のカード会社を装う詐欺も同時に存在するからです。この記事では、公式情報で確認できた事実と、安全な対応の順番を整理します。

03-6733-1174 は何の番号か
三菱UFJニコスは、自社が発信する電話番号を公式サイトとFAQで公開しています。私はその両方を実際に開いて確認しました。
公式FAQには、次のように記載されています。
■ クレジットカードの利用内容のご確認
・03-6733-1174
そしてこの番号については、こう書かれています。
「※本着信番号または以下リンク記載のご連絡先までご連絡をお願い申しあげます。」
つまりこの番号には、折り返してよいということです。
自動音声の案内に使われる番号としては、ほかに 03-6733-1171、03-6733-1172、03-6733-1173 なども公開されており、これらについては次のように記載されています。
「※折り返しのご連絡についても自動音声などにてお受けいたします。」
「※お電話を差しあげた翌日までご案内を行っております。」
出典:三菱UFJニコス公式FAQ「三菱UFJニコスから自動音声案内サービスで電話がかかってくることがありますか?」
https://faq.cr.mufg.jp/ja/detail?id=4042

なぜカード会社が自動音声で電話をかけてくるのか
三菱UFJニコスは公式サイトで、次のように説明しています。
「カード不正利用に対する取り組みの一環として、第三者による不正利用被害の可能性がある取引を検知した場合、お客さまにSMSや電話にてご連絡いたします。」
連絡の手段は、公式に次の5つが挙げられています。
・SMS(本文にURLの記載あり)
・SMS(本文に電話番号の記載あり)
・電話(自動音声案内サービス)
・電話(オペレーター)
・Eメール(保留取引ご確認メール)
つまり、自動音声で連絡が来ること自体は、正規の運用です。
カード会社は不正検知システムで24時間取引を監視しています。怪しい取引を見つけたとき、人が一件ずつ電話をかけるのは物量的に無理があります。だから自動音声を使います。
出典:三菱UFJニコス「当社からのご連絡と必要なお手続きについて」
https://www.cr.mufg.jp/carduse/misappropriate/procedure/index.html
それでも警戒すべき理由
ここからが本題です。
カード会社を装う詐欺は、まさにこの「本物も自動音声で電話してくる」という事実を利用しています。
手口はこうです。自動音声で「カードの不正利用を検知したため一時的に利用を停止しました」と流し、ボタンを押させてオペレーター役につなぎ、カード番号やセキュリティコード、暗証番号を聞き出します。
ここで決定的な違いがあります。
本物のカード会社は、電話でカード番号の全桁・セキュリティコード・暗証番号を聞きません。
カード会社は、あなたのカード番号をすでに持っています。聞く必要がありません。暗証番号にいたっては、カード会社の社員でも見られない情報です。
したがって判断は単純です。
・暗証番号を聞かれた → 詐欺
・セキュリティコード(カード裏面の3桁)を聞かれた → 詐欺
・カード番号を全部言えと言われた → 詐欺
この3つは、相手が何を名乗っていても例外はありません。
いちばん安全な対応の順番
私がおすすめする手順は、次のとおりです。
1. まず切る
本物であれば、切っても問題ありません。翌日まで案内を受け付けると公式に書かれています。急かされて即断する必要は、そもそもありません。
2. カード裏面の番号にかける
これが最も確実です。着信した番号ではなく、自分の手元にあるカードに印字された番号にかけます。本当に不正検知の連絡が出ていれば、そこで確認できます。
3. 会員サイトで利用明細を見る
身に覚えのない請求がないか、自分で確認します。ここで異常が見つかれば、あとは自分から連絡すれば済みます。
相手が伝えてきた番号やURLを使わない。自分が知っている入口から確認する。
この原則さえ守れば、電話が本物か偽物かを見抜けなくても、被害は起きません。
SMSが届いた場合の注意
三菱UFJニコスは、SMSでも連絡することがあると公式に説明しています。ただし、カード会社を装う偽SMSは非常に多く出回っています。
偽SMSの見分け方として、次の点を確認してください。
・URLのドメインが公式のものと違う
・日本語が不自然、または過度に急かす表現がある
・「24時間以内に手続きしないと利用停止」など、期限で焦らせる
そして最も安全なのは、SMSのURLを開かず、会員サイトのアプリを自分で開いて確認することです。本当に手続きが必要なら、会員サイト側にも通知が出ます。
よくある質問
Q. 03-6733-1174 から着信がありました。折り返しても大丈夫ですか。
三菱UFJニコスが公式に「本着信番号までご連絡ください」と案内している番号です。ただし、より安全なのはカード裏面の番号にかけることです。表示番号は偽装できるため、手元のカードを起点にするほうが確実です。
Q. 自動音声でボタンを押してしまいました。
押しただけであれば、まだ被害は発生していません。カード番号や暗証番号を伝えていないか思い出してください。伝えてしまった場合は、すぐカード裏面の番号に連絡して、利用停止と再発行を依頼してください。
Q. カードが急に使えなくなり、そのあと電話が来ました。
不正検知でカードが一時停止された可能性があります。ただし、その状況を狙った詐欺も存在します。電話には応じず、カード裏面の番号から自分で確認してください。
Q. 高齢の親に電話がかかってきたようです。
「カード会社を名乗る電話が来ても、絶対にその場で番号を言わない。必ず自分に電話して」とだけ伝えておいてください。判断させるのではなく、相談させる形にするのが安全です。
まとめ
・03-6733-1174 は三菱UFJニコスの正規の発信番号。カード利用内容の確認に使われる
・公式FAQは「この着信番号に連絡してよい」と案内しており、折り返しも自動音声で受け付けている
・ただし本物も自動音声で電話してくるという事実は、詐欺にも利用されている
・暗証番号・セキュリティコード・カード番号の全桁を聞かれたら詐欺。例外はない
・確認はカード裏面の番号から。着信番号やSMSのURLは使わない
カード会社からの連絡は、こちらに落ち度がなくても届きます。慌てる必要はありません。
その場で答えない。手元のカードから確認する。
この2つだけ守っていれば、本物でも偽物でも、正しく着地できます。
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