
オンラインサロンという言葉を、いまは多くの方がご存じだと思います。
けれど、この仕組みがいつ生まれ、どれだけの数が現れて、どれだけが消えていったのかを整理した記事は、意外と見当たりません。
私は2015年6月から自分のコミュニティを運営しています。
参加を検討している方から「そのサロン、いつまで続くのですか」と聞かれることがあり、業界全体の歴史を一度まとめておくべきだと考えました。
この記事では、日本のオンラインサロンの歴史を年表で整理し、4,000ものサロンが生まれた10年で何が起きたのか、そして長く続くサロンに共通する条件を書いていきます。
これから参加を検討している方が、後悔しない判断をするための材料にしていただければ幸いです。
そもそも、オンラインサロンはいつ生まれたのか
「月額の会費を払い、ネット上の閉じたコミュニティに参加する」という、いま私たちが知っている形の起点は、2012年に始まったSynapseというプラットフォームだとされています。
当時はまだ、ごく一部の人が使う仕組みでした。
流れが変わったのは2014年8月です。
堀江貴文氏がSynapse上でサロンを開設したことで、オンラインサロンという存在が一気に知られるようになりました。
そして2016年、DMMとCAMPFIREという大手が相次いで参入します。
ここから「誰でもサロンを開ける」時代に入り、数が爆発的に増えていきました。
日本のオンラインサロン年表(2012年〜2026年)
主な出来事を時系列に並べると、こうなります。
こうして並べると、2014年から2016年にかけての3年間が、この業界の始まりだったことがよく分かります。
4,000のサロンが生まれた10年で、何が起きたのか
DMMオンラインサロンは2026年2月にサービス開始10周年を迎え、この10年で累計4,000のサロンが生まれ、会員数は延べ100万人を超えたと公表しています。
数字だけを見れば、右肩上がりの華やかな市場に見えます。
けれど、忘れてはいけない事実があります。
その4,000のうち、いまも残っているサロンはごく一部です。
当時話題になった大型サロンにも、すでに終了したものが少なくありません。
そして何より、この業界の起点をつくったSynapse自身が、2019年にサービスを終えています。
つまりこの10年は、「たくさん生まれ、それ以上に消えていった10年」でもありました。
なぜ、サロンは続かないのか|3つの共通点
私は同じ時期に始まった多くのサロンが消えていくのを、隣で見てきました。
終わっていくサロンには、はっきりした共通点があります。
1. 流行に乗って始まっている
仮想通貨が上がった年には仮想通貨のサロンが、FIREが流行れば FIRE のサロンが一斉に生まれます。
ところが流行が終わると、退会が止まらなくなります。
流行で集めた人は、流行が去ると同時にいなくなるからです。
2. 特定の案件に依存している
「この案件に参加すれば儲かる」を看板にしたコミュニティは、その案件が終われば一緒に終わります。
案件が破綻すれば、主宰者は責任を追及され、コミュニティは崩壊します。
これは私自身も痛い経験をしています。過去にジュビリーエースという案件に自分で投資し、それを見たメンバーが参加して損をするという事態を招きました。
その経緯と反省は別の記事にすべて書いています。
3. 人数を追いすぎている
会員を増やせば売上は伸びます。
けれど増やすほど、一人ひとりへの対応は薄くなります。
入会したのに誰からも反応がない状態が続けば、人は静かに去っていきます。
長く続いているサロンに共通すること
逆に、10年前後を生き延びているサロンを見ると、共通するのはこの3点です。
・特定の流行や案件を看板にしていない
・主宰者が現役で実践し続けている
・規模より、一人あたりの対応の濃さを優先している
どれも派手さはありません。
けれどサロンを作ることは誰にでもできて、難しいのは続けることだという前提に立つと、この地味な3点こそが本質だと分かります。
私のサロンは、この年表のどこにいるのか
最後に、自分の話を少しだけ書かせてください。
私が主宰するコアメンバーの創設は2015年6月です。
いま国内最大級のプラットフォームであるDMMオンラインサロンがサービスを始めたのは2016年2月ですから、その8ヶ月前にあたります。
当時はオンラインサロンという言葉自体がほとんど知られておらず、運営の教科書もノウハウも存在しませんでした。
手探りで始めて、そのまま今日まで来ています。
2026年6月で、運営は12年目に入りました。
公開情報で確認できる範囲では、国内でも最古参のグループに入ります。
ただし、堀江貴文イノベーション大学校のように2014年から続くサロンもあるため、「日本で一番古い」と名乗るつもりはありません。
私が誇れることがあるとすれば、大きな数字ではないと思っています。
失敗も損失も表に書いたうえで、それでも一度も途切れずに続いてきたという事実のほうです。
これから参加を検討している方へ|見極める3つの質問
どのサロンを選ぶにせよ、入会前にこの3つを確認してみてください。
1. そのサロンは、何年続いていますか
開設年が書かれていないサロンは、それ自体が答えの場合があります。
2. 看板は「特定の案件」になっていませんか
案件が主役のコミュニティは、案件と運命を共にします。
3. 主宰者は、失敗も公開していますか
成功しか書かれていない発信は、都合の良い部分だけを見せている可能性があります。
この3つは、私のサロンを見極めるときにも同じように使ってください。
まとめ
日本のオンラインサロンは、2012年のSynapseに始まり、2014年から2016年で一気に広がりました。
そしてこの10年で、DMMだけでも4,000のサロンが生まれ、その多くがすでにありません。
生まれた数より、残った数のほうが、はるかに少ない世界です。
だからこそ、参加を検討するときは「どれだけ続いているか」を必ず確認してください。
※DMMオンラインサロンのサービス開始時期・累計サロン数・会員数は、合同会社DMM.comの公式発表(2026年2月)によります。年表の各社の開始時期は、各社の公式サイトおよび公表資料に基づいています。コアメンバーは日本最古クラスの長寿コミュニティですが、国内で最も古いサロンであると主張するものではありません。
コアメンバーは運営12年目、累計500名超が参加した審査制のコミュニティです。
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