工事の写真を撮ったあと、台帳に工種や箇所を1枚ずつ打ち込む。
黒板にはもう書いてあるのに、同じ言葉をスマホでもう一度打つことになります。

工事写真台帳の画面(App Store掲載のスクリーンショット・黒板の文字は見本です)
それで、私が作ったiPhoneとiPad向けのアプリ「工事写真台帳」に、写真に写った黒板の文字をAIが読んで、工種・箇所・説明の案を出す機能を入れました。10月24日に公開した版1.4です。
撮って、並べて、台帳のPDFにするアプリです
先にアプリの中身を書いておきます。黒板はアプリの画面に出て、撮った写真に写し込まれます。黒板を持ってくれる人がいなくても撮れます。
写真は着工前・施工中・完成などの区分ごとに並び、1ページに3枚・2枚・6枚から選んで、A4の工事写真台帳のPDFにできます。表紙には工事名・発注者・工期・施工者などが入ります。


黒板と台帳の中身は見本です
ただ、黒板を手で持って撮る現場もありますし、別のカメラで撮った写真を「写真」アプリから取り込む方もいます。こうした写真の工種や箇所は、これまで手で入れるしかありませんでした。AIで読むボタンは、アプリの黒板を写し込んでいない写真にだけ出ます。
黒板の文字をAIが読んで、案を出します
使い方は、黒板が写った写真を開いて「写真から入れる(AI)」を押します。少し待つと、黒板に書かれた工種・箇所・内容・日付をAIが読みます。
読んだ言葉は、すぐには入りません。「読んだ言葉を確かめる」画面に並ぶので、入れる欄を選び、違うところは直してから入れます。AIは読み違えることもあるので、写真と見比べてください。黒板の日付は、撮影日の欄に入れられます。入れたあと右上の「保存」を押すと台帳に残り、工種・箇所・説明は台帳のPDFに載ります。
黒板が写っていない写真では、写真の様子から工種と説明を推測して出します。箇所は写真だけでは決められないので、入れません。
あとから黒板を入れる機能の画面でも同じボタンが使えて、確かめた言葉を黒板に入れられます。黒板は保存すると外せないので、日付と中身は写真と見比べてから保存してください。
購入前に3回試せます
撮影・黒板・写真の整理・台帳PDFの作成は、購入しなくても使えます。購入しない場合、登録できる工事は2件までです。
AIの読み取りは、購入前に3回まで試せます。数えるのは確かめる画面が出たときだけです。工事を何件でも登録できる「全部解放」(2,000円・1回きりの支払いで月額なし)を購入すると、1台につき1日100枚まで読めます。購入後は、工事の画面の「…」から、工種か説明が空の写真を1回に50枚まで、まとめて読むこともできます。金額は、2026年10月時点の日本のApp Storeでの金額です。
正直に書いておきたいこと
写真と記録は、今までどおり端末の中に保存します。AIで読むときだけ、縮小した写真を、このアプリのサーバーを通して米国のAnthropic社のAI「Claude」に送ります。位置情報は消してから送りますが、写真に写った顔や書類の文字はそのまま送られます。開発者のサーバーに写真は残しません。
初めて使う前に、確認の画面が出ます。設定の「写真をAIで読む」をオフにすれば、いつでも止められます。AIを使わなくても、工種や箇所は今までどおり手で入力できます。
また、このアプリは国土交通省などの公共工事の電子納品には使えません。写真が書き換えられていないかを確かめる仕組み(改ざん検知)がなく、写真も縮小して保存し直すためです。民間工事やリフォーム、社内の記録向けです。
写真の次は、お金の台帳です
年末から確定申告(例年2月中旬から3月中旬)にかけては、1年分の工事の記録をまとめる時期です。写真がそろったら、次はその工事にいくらかかって、いくら残ったかです。
現場ごとの経費と入金を記録して、年度の集計まで出せるのが、同じく私が作った「一人親方の現場台帳」です。どんなアプリかは「一人親方の現場台帳」を作りましたに書きました。申告の最終的な判断は、税理士さんや税務署の案内に従ってください。
工事写真台帳をApp Storeで見る(iPhone・iPad・ダウンロード無料)
アプリの詳しい説明は紹介ページに、お問い合わせはサポートページにまとめています。「こんな機能がほしい」という声も、アプリの「ご要望・不具合の報告」から遠慮なくお送りください。
私が開発した他のアプリは、無料iOSアプリ一覧にまとめています。
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