「インベスターズトラストの積立を解約したいけれど、紹介者からIFAの連絡先を教えてもらっていないので手続きができない」
こんな相談が、後を絶ちません。
私は数千万円を騙された経験があり、そこから投資副業サロン「コアメンバー」を12年目まで続けてきました。オフショア積立の解約相談は、いまも毎月のように届きます。その中でいちばん多いのが、この「解約したいのに、誰に言えばいいのか分からない」という詰まり方です。
先に立場を明かしておきます。私はインベスターズトラストの販売にも勧誘にも一切関わっていませんし、譲渡のお取次のお手伝いも行っていません。売る側でも、解約させる側でもない人間として、動かなくなった手続きを動かすための方法だけを書きます。
この記事では、IFAが分からない状態でも支払いを止めて強制解約に持ち込む具体的な方法と、その前に必ずやっておくべき解約見積もりの取り方、そして自己判断で動く前に押さえておく注意点を順番に整理します。
結論|IFAが分からなくても、支払いは自分の手で止められる
結論から書きます。
紹介者と連絡が取れず、IFA(独立系金融アドバイザー。契約者と運用会社の間に入る窓口の会社です)がどこか分からない状態でも、あなた自身の手で支払いを止め、結果としてプランを解約状態に持ち込むことはできます。
方法は2つです。
- 公式サイトのマイページ(契約者ページ)にログインして、登録しているクレジットカード情報を変えること
- クレジットカード自体を解約すること
簡単なのは前者です。サイトのログイン方法が分からない人は、後者になります。
どちらも「解約書類を出して手続きを終える」正規の解約とは違い、引き落としが止まった結果としてプランが失効する形です。だからこそ、順番と確認事項を間違えないでください。次から順に説明します。
なぜ、紹介者はIFAを教えないのか
インベスターズトラストを勧誘している悪徳な人間も多く、解約手続きをさせないためにIFAを教えないのです。
IFAがどこか分からないと、解約手続きもスムーズにできません。インベスターズトラスト本社に連絡したとしても、レスポンスが遅かったり返信がないということもあり、手続きは進みません。
つまりは、解約したくてもできず、毎月お金だけがクレジットカードから支払われるという始末です。お金をドブに捨てているも同然ですね。
安易な知識と、適当な情報で契約してしまった人の落ち度も大きいのですが、八方塞がりで解約できないという人に、手を差し伸べる唯一の方法があるということです。
ちなみに、紹介者が「私を通さないと何もできない」と言ってくることがありますが、契約はあなたと運用会社の間のものであり、紹介者は窓口のひとつにすぎません。その言葉自体が危険信号だと思ってください。悪質な紹介者の手口はインベスターズトラストの電子署名をせずにキャンセルでも書いています。
その前に|解約見積もり(サレンダーバリュー)を取る
支払いを止める前に、必ずやっておいてほしいことがあります。それが、いま解約したらいくら戻るのかという解約見積もり(サレンダーバリュー)の取り寄せです。
見積もりは、IFA経由、またはインベスターズトラストに直接依頼して取り寄せます。IFAが分からなくても、運用会社に直接請求できるということです。
なぜ先に見積もりなのか。理由はシンプルで、戻るお金の額によって、取るべき出口が変わるからです。
- 初期ユニット期間中(契約直後から2年ほど)は、解約してもほぼ戻りません
- 中期(数年から10年前後)は、解約手数料が段階的に下がっていきます
- 長期(15年前後から満期)は、解約手数料がなくなる、または小さくなります
いくら戻るか知らずに判断するのは、値札を見ずに物を売るのと同じです。
また、出口は解約だけではありません。毎月の支払いが苦しいだけなら、減額や積立停止という選択肢もあります。ただし初期ユニット期間中の停止は契約失効につながる場合があるため、条件は必ず事前に確認してください。手数料の構造や減額・移管を含めた出口の整理は、インベスターズトラスト解約・減額ガイドにまとめています。
その上で、どうしても手続きが前に進まない、毎月の引き落としを今すぐ止めたい、という段階になったときに、次の2つの方法を使ってください。
方法1|マイページからクレジットカード情報を変える
いちばん簡単なのが、公式サイトのマイページ(契約者ページ)にログインして、登録されているクレジットカード情報を、引き落としのできない状態に変えてしまう方法です。
紹介者にもIFAにも連絡せず、あなた一人で完結します。
ログインまでの流れ
- 契約時にインベスターズトラストから届いたメールを探す。ログイン用の案内や、ポリシー番号(証券番号)が書かれていることがあります
- 公式サイトの契約者向けログインページを開き、登録したメールアドレスでログインする
- パスワードが分からない場合は、パスワード再設定の導線から、登録メールアドレス宛に再設定の案内を送る
- ログインできたら、支払い方法・カード情報の登録画面を探し、登録内容を変更する
画面は英語です。とはいえ、やることは支払い情報の変更だけなので、翻訳機能を使いながら進めれば十分にたどり着けます。
逆に、契約時のメールが見つからない、登録したメールアドレス自体が分からない、そもそもログインできない、という人は無理をしないでください。そこで止まった人のための方法が、次の方法2です。
この先の手続きを、自分で進めたい方へ
契約書類の見方、いくら戻るかの確かめ方、IFAへの依頼文(日本語と英文)、書類が差し戻される理由、返戻金の受け取りまで、私が300名超の相談で使ってきた手順を1本のnoteにまとめました。無料で読める部分だけでも、契約の登場人物と「なぜ解約できないと思わされるのか」まで分かります。
方法2|クレジットカードそのものを解約する
ログイン情報が分からない場合は、引き落としに使っているクレジットカードそのものを解約して、支払いを物理的に止めます。
ただしここに、知らずにやると危ない落とし穴があります。
カード解約は「確実に止まる」方法ではありません
過去にクレジットカードを解約することで支払い自体を止め、そのまま強制解約が叶ったという人は実際にいます。その反面で、カード解約したのに請求を止められなかった人もいます。
カード解約した後でも、カード会社が運用会社側からの請求を受理してしまい、あとから請求書が届いたというケースもありました。カード会社のルールや対応によって異なるということです。
ですから、カードを解約する際には、次の2点をカード会社のコールセンターに確認しておいてください。
- 再発行するカードに、以前の請求が移行されないか
- 後から納付書などでカード会社から請求がこないか
不正請求ではないので支払義務そのものが消えることはありませんが、事情を正直に話した上で、カード会社がどう対応してくれるかを先に聞いておくことです。この確認を飛ばすと、カードを解約したのに請求だけが追いかけてくる、という最悪の形になりかねません。カード解約で止められるのかどうかは、クレジットカード解約すればオフショア長期積立プランを強制解約できる?でも詳しく書いています。
強制解約になった後、あとから請求されないのか
いちばん多い不安がこれです。「支払いを止めたら、後でまとめて請求されるのではないか」
結論から言うと、カード解約等でプランを強制的に解約したとしても、あとから請求されることはなく、自動的に解約になりますので安心してください。
契約後2年以内に解約すれば、それまでに支払ったお金が戻ってこないだけで、それ以上の請求はありません。2年以降の解約でも、それまでに支払った分以上に請求されることはないのです。
悪徳な紹介者は、プランを解約させないために「後で請求がある」と嘘を言ってくることもありますが、信用しないようにしてください。この点はオフショア積立の支払を止めても以降の請求はされないにも書いた通りです。
ただし、支払いを止めた結果として失効する形なので、戻るはずだったお金がある人にとっては、それを放棄する選択にもなります。だからこそ、先に解約見積もりを取ってほしいのです。順番を逆にしないでください。
今日やること
手が止まっている人は、今日この順番で動いてください。
- 契約書類とメールを全部集めて、ポリシー番号(証券番号)とIFAの名前が書かれていないか探す
- インベスターズトラストに、解約見積もり(サレンダーバリュー)を請求する
- 公式サイトのマイページにログインできるか試す。パスワードが分からなければ再設定の案内を送る
- ログインできたら、支払いに使っているカード情報を変更する
- ログインできない場合は、カード会社に電話し、再発行後の請求の扱いと後日請求の有無を確認してからカード解約を判断する
- 止めた後は、運用会社から届くメールを消さずに保管する
ここまでを自分でやれば、解約代行に数十万円を払う必要はありません。
注意点|自己判断で動く前に押さえておくこと
最後に、私が相談を受けていて「先に知っておいてほしかった」と思う点を並べます。
- 初期ユニット期間中に慌てて動かない。一番戻らない時期に手放すのは最悪手です。減額や停止を先に検討してください
- まだ電子署名をしていないなら、そもそも契約は成立していません。申込みの過程でカード情報を入力していても、電子署名をせず放っておけば自動的にキャンセル扱いになります
- 「今やめたら大損ですよ」を鵜呑みにしない。事実のこともありますが、紹介報酬を守りたいだけのこともあります。数字で確認してください
- 解約返戻金が出た場合の税金。原則として一時所得の扱いになり、為替差も損益に影響します。金額が大きい方は、受け取る前に税理士か税務署へ確認してください
- 高額な解約代行に飛びつかない。自分でできる手続きに数十万円を払う必要はありません
そして何より、支払いを止めることは出口の一つでしかありません。戻るお金がある人は、正規の解約手続きを取ったほうが得です。
まとめ
要点だけ、もう一度整理します。
- IFAが分からなくても、マイページからカード情報を変える、またはカード自体を解約することで、支払いは止められる
- 簡単なのはマイページからの変更。ログインできない人はカード解約に切り替える
- カード解約は確実ではない。再発行カードへの請求移行と、後日請求の有無をカード会社に必ず確認する
- 強制的に解約になっても、あとからまとめて請求されることはなく、自動的に解約になる
- 動く前に解約見積もりを取る。戻る額によっては、減額や停止のほうが傷が浅い
解約したくてもできない状態を、何年も放置している人を私は何人も見てきました。放置している間も、管理の手数料は引かれ続けます。何もしないのが、いちばん高くつきます。
今日、契約書類を出すところからで構いません。手を動かしてください。
副業・投資の判断に迷ったら
私は数千万円を騙された経験と、大阪府知事認可の不動産会社を20年経営してきた立場から、副業と投資の「本物と偽物」を見極める物差しをお伝えしています。
※販売・勧誘・譲渡のお取次は一切行っていません。
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