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ロイヤルロンドン(RL360) メティス

RL360(ロイヤルロンドン)の手数料|初期口座7〜8%と25年で抜かれる総額

「RL360(ロイヤルロンドン)の手数料が高い」という話は、あなたも一度は目にしたことがあると思います。

ただ、検索して出てくるのは「高い」「やめておけ」という感想ばかりで、結局いくら引かれるのかを数字で並べた記事はほとんどありません。

 

私は数千万円を騙された経験があり、そこから投資副業サロン「コアメンバー」を12年目まで続けてきました。オフショア積立の相談はいまも毎月のように届きますが、そのほとんどが契約前に手数料の全体像を説明されていません。紹介者はボーナスとシミュレーションの話しかしないからです。

 

この記事では、RL360(ロイヤルロンドン)の積立にかかる手数料を種類ごとに分解して表に整理し、25年契約でどれだけのお金が手数料側に回るのか、経過年数ごとに解約するといくら戻るのか、新NISAで同じ金額を積み立てた場合との差まで、順番に見ていきます。

数字はすべて目安です。実際の料率はプランと契約時期で変わりますので、最後は必ずご自身のステートメント(残高報告書)で確認してください。

結論:RL360の手数料は1つではなく「4層」で重なる

先に結論を書きます。RL360(ロイヤルロンドン)の積立で引かれるお金は、1種類ではありません。少なくとも4つの層が同時に重なります。

 

  • 初期口座手数料(契約初期の積立金に対して、毎年かかり続ける)
  • 年間管理手数料(契約金額・残高に対してかかる)
  • 運用手数料(IFA=海外の金融アドバイザー側に払う)
  • ファンド自体のコスト(投資先の信託報酬。上の3つとは別建て)

 

そして契約を途中でやめようとすると、ここに解約時の控除(早期解約手数料と初期口座のペナルティ)が乗ります。つまり、持っている間もコストがかかり、やめるときにもコストがかかる商品です。

 

日本人に人気の積立NISAで買える eMAXIS Slim 全世界株式ファンド(通称オルカン)の手数料は0.05765%、諸経費込みでも0.1%以下です。これが世界の常識です。桁が2つ違う世界の話をしている、とまず理解してください。

RL360の手数料を1つずつ分解する

ここからは、私が相談を受けるときに確認している順番で分解していきます。

1. 初期口座手数料(いちばん重い)

RL360(ロイヤルロンドン)では、契約開始から2年間で支払ったお金の口座を「初期口座」と呼び、初期口座の残高から初期手数料が発生します。

この手数料は初期口座残高の7%〜8%程度が一般的です。ボッタクリレベルの高額手数料としか言いようがありません。

 

例えば、初期口座残高が10,000ドルの場合、初期手数料は毎年700ドルから800ドルとなります。

ちなみに、初期口座の残高は満期まで引き出しできません。この点を勘違いして契約している人が特に多いです。積立をやめても、この口座からの手数料は引かれ続けます。

2. 年間管理手数料

さらに年間管理手数料というものも別で発生します。これは契約金額に対して年率1%〜1.5%です。

例えば、RL360(ロイヤルロンドン)に50,000ドルの残高がある場合、年間管理手数料は毎年500ドルから750ドルになります。この手数料は毎年発生し、投資残高から自動的に引かれます。

3. 運用手数料(IFAに払う分)

まだあります。加えて、運用手数料というものがかかります。

「上の2つの手数料に運用分は含まれていなかったのか」と突っ込みたくなりますが、これが現実です。この手数料は運用管理するIFAによって異なりますが、通常年率1%〜1.5%です。

例えば、1.5%の運用手数料がかかるIFAと契約していた場合、RL360(ロイヤルロンドン)に10,000ドルの残高があれば、年間で150ドルの手数料が発生します。

4. ファンド自体のコストと、見えない小さな手数料

ここまでの3つは「箱」にかかる手数料です。箱の中で買っているファンドには、当然そのファンド自身のコスト(信託報酬)が別途かかります。

この他にも、クレジットカード手数料やプラン手数料など、金額としては微々たるものですが、顧客に見えない形で取られているものがあります。

手数料の一覧表(目安)

手数料の種類料率の目安かかる対象いつまで
初期口座手数料年7%〜8%程度最初の2年分の積立金(初期口座)満期まで(積立を止めても続く)
年間管理手数料年1%〜1.5%契約金額・残高毎年
運用手数料(IFA)年1%〜1.5%残高毎年(IFAにより異なる)
ファンドのコスト商品ごとに別途投資先ファンド保有中ずっと
その他少額クレジットカード手数料・プラン手数料など随時
解約時の控除経過年数で変動初期口座・貯蓄口座途中でやめるとき

※料率はプラン・契約時期・IFAで変わります。正確な数値はRL360の個別ステートメントまたはIFAへの確認が必要です。

手数料シミュレーション:残高5万ドルで年3,600ドル

実際に足し算してみます。初期口座に3万ドル、その他の口座に2万ドル、合計50,000ドルの残高がRL360(ロイヤルロンドン)にある場合です。

 

項目計算年間の金額
初期口座手数料30,000ドル × 7%2,100ドル
年間管理手数料50,000ドル × 1.5%750ドル
年間運用手数料50,000ドル × 1.5%750ドル
合計残高5万ドルに対して約3,600ドル(約7%)

 

毎年、手数料だけで約3,600ドルも徴収されます。残高5万ドルに対して約7%という驚愕の手数料率だと思いませんか。

 

年7%引かれるということは、年7%増やして±ゼロということです。

毎年相当な高いパフォーマンスで運用しないと、資産は減り続けます。つまりは、金をドブに捨てる商品だということです。

25年契約で、いくら手数料側に回るのか

「年7%」と言われてもピンと来ないと思いますので、25年という契約期間で見てみます。

月額500ドル(年間6,000ドル)を25年積み立てると、積立総額は150,000ドルです。この条件での満期時の解約返戻金の概算は175,000ドル〜230,000ドルというのが、私がロイヤルロンドン(RL360)解約の全知識でまとめた試算です(ファンドパフォーマンス年5〜7%、初期口座年6%手数料、貯蓄口座年1.5%手数料で試算)

 

25年で150,000ドル払って、戻ってくるのが175,000ドル〜230,000ドル。増えてはいます。ただ、比べるべき相手は銀行預金ではありません。同じ金額を、手数料がほぼゼロの器で運用していたらどうなっていたかです。同じ年5〜7%の運用が続き、コストが年0.1%だったと仮定して単純計算すると、おおよそ以下のようになります。

 

前提の運用利回りコスト年0.1%の器(概算)RL360の満期返戻(概算)
年5%約282,000ドル175,000ドル〜230,000ドル
年6%約325,000ドル
年7%約374,000ドル

※積立総額はいずれも150,000ドル。年1回の積立として単純に複利計算した概算値で、税金・為替・売買コストは考慮していません。将来の運用成果を保証するものではありません。

 

差は10万ドル前後、円換算で1,000万円を軽く超える規模になります。これが「手数料が高い」という言葉の中身です。抜かれているのは毎年の数百ドルではなく、25年後の1,000万円単位の果実なのです。

 

実際、私のところに来る相談でも、ファンドのパフォーマンスが年8%出ていても、手数料控除後の実質リターンは年2〜4%に留まるケースが珍しくありません。オフショア長期積立の落とし穴と、知っておくべき手数料構造でも書きましたが、長年積み立てても資産がほとんど増えておらず、試算すると手数料負担が運用益を上回っていた事例ばかりでした。

途中でやめると、いくら戻るのか(経過年数別)

「では今すぐやめる」と考える方も多いのですが、RL360はやめるときにもコストがかかる設計です。ここを知らずに進めると数百万円単位で判断を誤ります。以下は同じく月額500ドル・25年契約を前提にした、経過年数別の解約返戻率の目安です。

 

経過年数積立総額解約返戻金(概算)返戻率
2年(初期口座完了時)12,000ドル0〜2,000ドル0〜17%
5年30,000ドル12,000〜18,000ドル40〜60%
10年60,000ドル48,000〜54,000ドル80〜90%
15年90,000ドル90,000〜110,000ドル100〜122%
20年120,000ドル130,000〜160,000ドル108〜133%

※ファンドパフォーマンス年5〜7%、初期口座年6%手数料、貯蓄口座年1.5%手数料で試算した目安です。実際の返戻金はファンド選択・為替・手数料率で変動します。

 

2年で解約すればほぼ全額が手数料で消え、5年でも半分前後。10年以上でようやく元本近くまで回復し、15年以上で利益が見えてくるのが一般的なパターンです。

 

「2年間だけ積み立てて全額引き出したい」「2年だけ頑張って残りは放置したい」という質問もよく届きますが、答えはオフショア長期積立の超高額な途中解約手数料に書いたとおりです。2年間だけ支払ってもほぼ全額手数料でもっていかれますし、放置しても運用損と手数料でいずれ目減りします。2年間だけなら積立NISAをやったほうがましです。

「ボーナス」は手数料の埋め合わせにならない

勧誘の場面で手数料の話をすると、必ず「でもボーナスが付きますから」と返されます。ここも計算してみましょう。契約期間25年・月額3万円・累計積立額900万円で、キャンペーンボーナスが累計の10%=90万円だったとします。25年で90万円を年率に換算すると、年率0.4%程度の上乗せにすぎません。

 

一方、削られている手数料は年で数%です。桁が違います。しかも長期継続ボーナスは25年完走が条件のケースが多く、途中で減額・停止すれば失効します。実際にボーナスを受け取れる契約者は限定的です。詳しくはオフショア積立「ボーナスアップキャンペーン」の罠にまとめました。

ボーナスは、手数料の重さを見えなくするための飾りだと考えてください。

今日やること:自分の契約の手数料を確認する5ステップ

不安になっただけで終わらせないでください。今日できることを5つに絞ります。

 

  • ステートメント(残高報告書)を出す。初期口座と貯蓄口座の残高が分けて書かれているはずです。
  • 初期口座の残高に7%を掛けてみる。それが、あなたが毎年払っている最大のコストです。
  • 総残高に年間管理手数料と運用手数料の料率を掛ける。合計額を年間の積立額と比べてください。
  • 契約年数と満期年を確認する。返戻率の表のどこにいるかで取るべき選択肢が変わります。
  • オルカンの0.05765%と並べて書き出す。同じ紙に並べたとき、あなたはこの商品を続けたいと思うでしょうか。

 

この5つを出せば、「なんとなく高そう」が具体的な金額に変わります。判断は、そこからで十分です。

注意点:手数料が高いこと=すぐ解約が正解、ではない

ここは誤解が多いところなので、はっきり書いておきます。手数料が高いのは事実ですが、だから今すぐ解約すべき、という単純な話ではありません。上の表のとおり、契約から5年未満で解約すると、ペナルティのほうが大きくなります。積立の減額、Paid-Up(払済)、IFAの変更など、解約以外の選択肢もあります。経過年数と家計、為替を見てから決めるべきです。

 

解約を代行すると言ってくる業者にも気をつけてください。

オフショア積立の解約サポートを名乗る中には、20万円以上の手数料を請求するところもあります。正しい手順さえ分かれば、紹介者に頼らず自分の力で手続きを進められるケースがほとんどです。

手数料の重さに焦って、二次被害に遭わないでください。

 

また、解約金を受け取った場合は税務の話が出てきます。一時所得か雑所得かで扱いが変わり、個別性が高い分野ですので、税理士または税務署に確認してください。為替も、ドル建て資産を円に換える以上は相場で受取額が変わります。

まとめ:複雑さそのものが、この商品の仕掛け

RL360(ロイヤルロンドン)の手数料構造は、とても複雑で素人には理解できません。あえて複雑にすることで顧客に分かりづらくし、自分で調べもせず、欲に目が眩みやすい情報弱者をカモにしています。

 

ロイヤルロンドン積立を勧誘している紹介者は、その手数料構造やボーナスについて正しい情報を顧客に伝えず、間違った認識を持って契約する被害者が後を絶ちません。

 

この記事の要点をもう一度整理します。

  • 手数料は4層(初期口座7〜8%・年間管理1〜1.5%・運用1〜1.5%・ファンドコスト)で重なる
  • 残高5万ドルのケースでは年約3,600ドル、率にして約7%が引かれる
  • 初期口座は満期まで引き出せず、積立を止めても手数料はかかり続ける
  • 25年で見ると、手数料の軽い器との差は10万ドル前後になり得る
  • ボーナス10%は年率換算で0.4%程度。手数料の穴は埋まらない
  • ただし5年未満の解約は不利。経過年数を確認してから判断する

 

高額すぎる手数料について適切に理解することで、悪徳な紹介者から勧誘されても、キッパリと断ることができます。

1人でも多くの方がこの現実を知り、RL360(ロイヤルロンドン)やメティス香港など、日本国内で勧誘活動が広がっている海外長期積立「オフショア投資」を契約しないことを願っています。世界の投資家は、こうした商品を見向きもしません。契約しているのは、日本の情報弱者ばかりです。

 

※本記事の数値はすべて目安・概算です。実際の料率・返戻金は契約内容、ファンド、為替で変動し、将来の成果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

 

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私は数千万円を騙された経験と、大阪府知事認可の不動産会社を20年経営してきた立場から、副業と投資の「本物と偽物」を見極める物差しをお伝えしています。

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