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  • 25歳借金700万円が返せず、債務整理
  • 32歳稼いだ2,000万円を、投資詐欺で失う
  • 2015年コアメンバーを創設
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コアメンバー12年目で一番多かったお金の相談ベスト3|失敗の正体は知識不足ではなく「順番の間違い」

「JACKさんのところには、どんな相談が多いんですか」
 
コアメンバーの運営が12年目に入り、この質問を受けることが増えました。
 
12年間、会員の方から受けてきた相談を種類で分けると、驚くほど偏りがあります。
 
上位3つで、体感ではほとんどを占めます。
 
この記事では、その3つをお話しします。
 
誰かの相談内容をそのまま書くことはしません。
 
個人が特定されないように、共通する部分だけを取り出しています。
 
それでも、読んだ方の多くが「自分のことだ」と感じるはずです。
 
それくらい、お金の悩みは似ているのです。
 
順位は、正確に数えたものではなく、12年間の体感です。
 
ただ、この3つが上位であることは、年によって入れ替わることがありませんでした。
 
順番は、下から見ていきます。
 
コアメンバー12年目 多かった相談ベスト3

第3位「この話、大丈夫ですか」

 
第3位は、持ちかけられた投資や副業の話について、良いか悪いかを聞く相談です。
 
海外の積立商品、不動産、仮想通貨、最近では生成AIを使った副業まで。
 
対象は時代とともに変わりますが、相談の形は12年間ずっと同じです。
 
「知人に勧められた」
 
「セミナーで聞いた」
 
「SNSで見た」
 
そして、ほぼ必ず、こう続きます。
 
「もう少しで決めそうなんですが、最後に聞いておきたくて」
 
ここで、私がまず聞くことは決まっています。
 
「その話をした人は、あなたが契約すると、いくらもらえるんですか」
 
答えられる方は、ほとんどいません。
 
聞いたことがないからです。
 
相談の第3位は、「商品の良し悪し」の相談に見えて、実は「紹介者の立場」を知らない相談です。
 
紹介料で動いている人の言葉と、そうでない人の言葉は、向きが違います。
 
これを知るだけで、相談の半分は自分で答えが出せます。
 
もうひとつ、この相談で大事なこと。
 
「大丈夫ですか」と聞かれて「大丈夫です」と答える人を、私は信用しません。
 
私自身も、そう答えることはありません。
 
投資に「大丈夫」はないからです。
 
答えられるのは、「その話の中で確認できていないことは何か」までです。
 
それを一緒に書き出す。
 
そこまでが、私にできることです。

第2位「もう入ってしまった。どうすればいいですか」

 
第2位は、すでに契約した後の相談です。
 
「オフショアの積立を始めたが、説明と違う」
 
「不動産を買ったが、家賃が入らない」
 
「送金したら、連絡が取れなくなった」
 
第3位との違いは、時間です。
 
第3位は決める前の相談で、第2位は決めた後の相談です。
 
たった一段階の違いですが、できることの幅はまったく違います。
 
決める前なら、やめればいい。
 
決めた後は、出口を探すしかない。
 
この相談で、私がまずお願いするのは、感情を一度横に置いて、事実を並べることです。
 
・いつ、誰に、いくら払ったか
 
・契約書や申込書はあるか
 
・お金の受け取り先は誰の名義だったか
 
・今、相手と連絡が取れるか
 
この4つを紙に書くだけで、状況がはっきりします。
 
そして、はっきりさせた後の答えは、実は3種類しかありません。
 
続ける、やめる、取り戻す。
 
続けるなら、何を条件に続けるのか。
 
やめるなら、いくら戻るのか、いつ戻るのか。
 
取り戻すなら、誰に、何を頼むのか。
 
私は弁護士ではないので、法律の手続きを代わりにすることはできません。
 
できるのは、この3つのどれを選ぶかを、本人が判断できる状態まで整理することです。
 
決めた後の相談で、いちばん多い言葉があります。
 
「もっと早く相談すればよかった」
 
私の答えも決まっています。
 
「今が、いちばん早いです」
 
12年やって思うのは、「遅すぎる相談」はあっても、「相談しないほうがよかった相談」は一度もなかった、ということです。

第1位「何から始めればいいですか」

 
そして第1位。
 
いちばん多いのは、意外かもしれませんが、具体的な商品の相談ではありません。
 
「貯金はあるが、何もしていない」
 
「投資を始めたいが、何から手をつければいいかわからない」
 
「本を読んだけれど、自分の場合はどうなのかがわからない」
 
いわば、「ゼロの相談」です。
 
この相談が第1位である理由は、はっきりしています。
 
日本には、中立の立場で「あなたの場合はこう」と一緒に考える場所が、ほとんどないからです。
 
銀行に行けば、銀行の商品を勧められます。
 
保険の窓口に行けば、保険を勧められます。
 
無料相談は、無料である理由があります。
 
どこかで誰かが、あなたの契約から報酬を受け取っているのです。
 
「何から始めればいいか」という相談に、商品を売らない立場で答える場所が、圧倒的に足りていません。
 
私がこの相談で最初にすることは、商品の話ではありません。
 
その方の数字を出すことです。
 
毎月の手取り、固定で出ていくお金、今の貯金、家族構成、これから確実に必要になる大きな出費。
 
これを一枚にまとめると、投資に回せる金額と、回してはいけない金額が見えてきます。
 
多くの方が、ここで初めて気づきます。
 
「投資の前に、やることがあった」
 
サブスクの見直しだったり、保険の入り過ぎだったり、使っていない口座の手数料だったり。
 
派手な話ではありません。
 
でも、この地味な作業で年間に浮くお金は、始めたばかりの投資の利益より、たいてい大きいのです。

相談で私が「しないこと」

 
ここで、私が相談を受けるときに、しないと決めていることを書いておきます。
 
ひとつ目。
 
特定の商品を勧めない。
 
「これを買えばいい」と言った瞬間に、私は紹介者になります。
 
紹介者になれば、言葉の向きが変わる。
 
12年間、この線だけは越えないようにしてきました。
 
ふたつ目。
 
「大丈夫」と言わない。
 
先ほども書きましたが、投資に大丈夫はありません。
 
言えるのは、確認できていることと、確認できていないことの区別までです。
 
みっつ目。
 
本人の代わりに決めない。
 
整理はします。
 
確認もします。
 
でも、最後に決めるのは本人です。
 
自分で決めたことは、うまくいかなくても次に活きます。
 
人に決めてもらったことは、うまくいっても、次に活きません。
 
この3つは、相談を受ける側の「型」だと思っています。
 
相談する側にも型があるように、受ける側にも守るべき型がある。
 
そう考えて、12年続けてきました。

相談に来る前に、やっておいてほしいこと

 
もし、これから誰かに、お金の相談をしようと思っているなら。
 
相手が私でなくても構いません。
 
行く前に、次の3つを紙に書いてください。
 
・今、自分が持っているお金と、毎月出ていくお金
 
・持ちかけられている話があるなら、その相手が誰からお金をもらっているか
 
・すでに始めたことがあるなら、いつ、誰に、いくら払ったか
 
この紙があるだけで、相談の中身が変わります。
 
相談される側も、この紙があれば、最初の30分を「状況の確認」に使わずに済みます。
 
そして、この紙を書く過程で、相談する前に答えが出てしまうことが、実はいちばん多いのです。

相談に行く前に、紙に書いておく3つ

 

3つの相談に共通する「順番の間違い」

 
第1位から第3位まで、並べてみると見えることがあります。
 
第1位、何から始めればいいか。
 
第2位、入ってしまった後どうするか。
 
第3位、この話は大丈夫か。
 
本来の順番は、1位から始まって、3位で止まるのが理想です。
 
自分の数字を知り、何が必要かを理解し、持ちかけられた話を自分で判断できる。
 
そうなれば、第2位の相談は発生しません。
 
ところが現実は、逆から起きています。
 
話を持ちかけられ、判断できないまま契約し、後から「何から始めればよかったのか」を考える。
 
お金の失敗のほとんどは、順番の間違いです。
 
知識の不足ではありません。
 
賢い人ほど、順番を飛ばします。
 
「自分は大丈夫」と思っているからです。

失敗の正体は順番の間違い

 

12年間で変わったこと、変わらないこと

 
12年前と今で、相談の中身は変わりました。
 
かつて多かった海外積立の相談は減り、代わりにSNS発の投資話や、AIを使った副業の相談が増えました。
 
送金の手段も、銀行振込から仮想通貨へ、そして最近は電子マネーへと移っています。
 
でも、相談の「型」は変わっていません。
 
紹介者の立場を知らない。
 
決めてから相談に来る。
 
自分の数字を持っていない。
 
道具が変わっても、人は変わらないということです。
 
だから私は、12年前に書いた記事を、今も消さずに残しています。
 
古い商品の話に見えても、型は今の話に、そのまま当てはまるからです。

コアメンバーで、私がしていること

 
最後に、少しだけ運営の話をさせてください。
 
コアメンバーは、投資商品を売る場ではありません。
 
私は、会員の方が何かを契約しても、紹介料を受け取りません。
 
だから、「やめたほうがいい」と、はっきり言えます。
 
やっていることは、この記事で書いた3つの相談に、順番通りに向き合うことです。
 
まず、自分の数字を出す。
 
次に、持ちかけられた話を、一緒に確認する。
 
そして、すでに始めてしまったことがあれば、出口を整理する。
 
12年目に入って、思うことがあります。
 
会員の方から「相談する前に、自分で判断できるようになりました」と言われたとき、それがいちばんうれしい。
 
相談が減ることが、運営の目標です。
 
会員の方が自分で判断できるようになれば、私の出番は減ります。
 
それでいいと思っています。
 
変な話に聞こえるかもしれませんが、本当にそう思っています。

3つの相談を「起こさない」ための月に一度の習慣

 
3つの相談をすべて防ぐ方法は、実はひとつしかありません。
 
月に一度、自分の数字を見ることです。
 
やることは簡単です。
 
月末に、口座の残高と、その月に出ていったお金の大きなものを、一枚の紙かスマホのメモに書く。
 
それだけです。
 
これを続けると、3つの変化が起きます。
 
まず、第1位の「何から始めればいいか」が、自然に見えてきます。
 
数字を見ていれば、減らせる固定費や、使っていない口座が目に入るからです。
 
次に、第3位の「この話は大丈夫か」に、自分で答えられるようになります。
 
自分の数字を知っている人は、「月に3万円で老後は安心」といった話を、自分の数字と照らして判断できます。
 
そして、第2位の「入ってしまった後」が、そもそも起きにくくなります。
 
自分の数字を毎月見ている人は、その数字に合わない契約を、体が拒否するようになるからです。
 
月に一度、数字を見る。これだけで、12年分の相談の大半は防げます。
 
派手さはありません。
 
でも、私がこの12年で見てきた「うまくいっている人」は、例外なくこれをやっていました。

3つの相談を起こさない、月に一度の習慣

 

よくある質問

 
Q. 相談するほどのお金がありません。
 
金額の大小は、相談の価値と関係ありません。
 
むしろ、金額が小さいうちに順番を身につけた人が、金額が大きくなっても失敗しない。
 
第1位の相談は、まさに「まだ何もしていない」段階の相談です。
 
そこから始める方が、いちばん遠回りをしません。
 
Q. すでに損をしていて、相談するのが恥ずかしいです。
 
12年間、損をした話を数えきれないほど聞いてきました。
 
その中に、「相談すべきでなかった人」は一人もいません。
 
恥ずかしいと感じるのは、真面目な証拠です。
 
その真面目さを、事実を紙に書くほうに使ってください。
 
Q. 家族に反対されていて、相談できません。
 
反対している家族は、たいてい正しい。
 
これは12年の実感です。
 
家族の反対を押し切って始めた投資が、うまくいった話は、ほとんど記憶にありません。
 
家族に話せない投資は、始めないほうがいい。
 
それも、ひとつの答えです。
 
Q. JACKさんに直接相談できますか。
 
コアメンバーの会員向けに、相談の場を設けています。
 
ただ、この記事で書いた「紙に書く」作業は、相談の前でも後でも、必ず自分でやってください。
 
その紙があれば、相談が短くなり、本人の判断が早くなります。

この記事を読んだあなたへ

 
もし今、3つのどれかに当てはまっているなら、まずは第1位からやってみてください。
 
自分の数字を、一枚の紙に書く。
 
それだけで、第3位の相談の半分は自分で答えが出せます。
 
第2位の状況にいる方は、今日が「いちばん早い日」です。
 
事実を4つ、紙に書いてください。
 
そして、ひとりで抱えないでください。
 
12年間、多くの相談を受けてきて言えることは、ひとつだけです。
 
お金の悩みは、誰にでもあります。
 
恥ずかしいものではありません。
 
順番を戻せば、たいていのことは、やり直せます。

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投資家JACK
この記事を書いた人 投資家JACK

不動産会社の経営20年。2015年から、投資と副業のコミュニティ「コアメンバー」を運営しています。物販、Kindleの著書24冊、AIを使って作ったアプリ63本など、自分で試してきたことを書いています。

読売新聞(2026年1月31日)・週刊SPA!(2019年12月3日合併号)に掲載。特定の金融商品の販売はしていません。

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