何処とは言いませんが、東南アジアの某国にある投資用コンドミニアムを高値掴み(ジャンピングキャッチ)させられた友人の現状が酷すぎてかける言葉もありません。
マンション建設前に行われたセミナーで主催者は
「この物件の界隈には日系含めて多くの工場がある。アッパークラスの物件は需要が高く、まだまだ供給が少ないので完成後には年10%以上の利回りと譲渡益も狙える」
と意気揚々だったのも虚しく、完成して1年近くが経過した現状はと言うと・・・
稼働率(入居率)は1割以下、
転売しようにも全く買い手がおらず物件価格は暴落、
賃料収入もほとんど無く、毎月のローン支払いでキャッシュフローは大赤字、
管理会社は賃料再値下げも検討している状態
で完全に終わってます。
首都圏の物件ならまだしも、東南アジア郊外の貧しい地域に「ひょっこりひょうたん島」のようにアッパークラスの物件が1棟あっても需要が全くあるはずがありません。
業者は将来的に多くの外資系企業や工業が誘致されて、街が大きく開発されると見込んでいたようですが。。
東南アジアの不動産投資を煽る時に、
「将来こうなる・ああなるから価値が上がる」
というのは業者がよく使うセールス手法であり、実際にそうなる可能性は限りなく低いというのを頭に入れておいた方が良いでしょう。
業者の言葉を鵜呑みにして物件を購入し、将来的にそうならなかった場合でも、
それは業者の言葉を信じて購入を決断した貴方自身の責任です。
日本でのインフラ整備とは訳が違い、東南アジアでは予定や計画がコロコロ変わるので十分注意しておきましょう。
JACKもこれまで何件か海外不動産を売買してきましたが、一つだけ言える事は
「日本国内でセミナーをして投資を勧誘している業者から投資不動産は買うべきでない」
と思います。基本的に物件価格が高すぎですし、「将来ああなる・こうなる」トークを聞かされてその気になってしまう可能性があるので行かない方がいいですね。
JACKもいま現在海外不動産購入を検討していますが、直接現地のサイトにアクセスして色々調べています。
日本人が対応してくれる会社もあり、基本日本国内でセミナー活動は行っていない会社とやり取りをするようにしています。