海外不動産投資はいまは止めておいた方がいいと思いますよ

海外不動産投資についての相談もよく頂くのですが、JACKは現在海外不動産投資は一切やっていません。数年前までインドネシア、フィリピン、タイに賃貸用のコンドミニアムを所有していましたが、色々問題もあって悩んでいた時にアベノミクスで円安になったのでそのタイミングで全部売りました。

 

正直海外不動産投資はリスクが高く、色々後でトラブルもあるのでお勧めしません。そもそも日本人向けにアナウンスされている物件(コンドミニアムや戸建て)は価格が割高です。割安で価値の高い物件は現地投資家がすぐに買漁るので、日本人向けに案内されている物件はほぼ全て割高で販売されているんです。

 

そういう物件を何も知らない日本人投資家がちょっと現地視察して気が緩み、その気になってすぐ買ってしまうんですね。

 

「物件の前に駅ができる予定だ」「将来は高速道路が近くにできて日系企業や工場もたくさん誘致する予定だ」と販売会社も必死になってセールスしていますが、JACKの経験上本当にそうなったケースはほとんどありません。新興国とはそんなもので計画倒れは当たり前の世界ですので、「将来◯◯ができる予定」というのは鵜呑みにしない方がいいでしょう。

 

JACKが当時海外不動産投資に手を出したのは「円高」だったからです。1ドル95円以下の水準になればまた海外不動産を購入しても良いと思っていますが、110円以上の円安ではお得感がなくリスクを考えると買う価値がないと思っています。

 

カンボジアやフィリピンではランドバンキングと称した原野商法も横行しているようで、日本人が多数被害に遭っています。賃貸用のコンドミニアムも最初に聞いていた利回りとはかけ離れたマイナスで毎月多額の持ち出しが発生しているいうのもザラですし、気づいた時は後の祭りで売却しようにも買い手が付かず、不良債権化してしまう恐れも高いですよ。

 

何かあった時に自分の力で対処できない投資はすべきではありません。待っていればチャンスは必ずやってくるので海外不動産投資のタイミングが来ればここでもお知らせしますね。

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