JACKも過去に東南アジアの不動産(コンドミニアム)を5戸ほど所有していた事がありますが、購入を決めようか悩んでいる際に、現地の販売代理会社から
「実は数年後、この物件の近くに高速道路が開通する計画があります」
「政府の計画でまだ公表されてないのですが、この近くに空港建設が予定されています」
「今現在は賃貸需要は低いエリアですが、近い将来大手自動車や部品会社がこの近くに工場を移す予定です」
「巨大ショッピングモールやテーマパークが建設される予定があります」
という言葉をよく聞きました。
その後円安になり、現地の販売会社やディベロッパーのトラブルが相次いだ事から将来性を危惧し、JACKは全ての海外不動産を売却しました。あれから数年が経過しましたがいまも物件を所有している私の仲間に聞くと、高速道路も工場もショッピングモールも何も出来ておらず大半は計画倒れして物件が陸の孤島状態になり収益が全く上がらないと嘆いています。
これも一種の詐欺みたいなものですね。日本でディベロッパーや不動産会社が同じ事をすると間違いなく処分されますよ。
海外不動産を販売している業者やブローカー、紹介者から物件販売のセールストークとして「将来この近隣に◯◯ができる」と聞いた際はくれぐれもご注意下さい。それは決定事項ではなくあくまで予定・計画です。
東南アジアは日本のような先進国とは違うんです。計画や予定などは簡単に頓挫しますよ。その予定だけに期待を一極集中すると、頓挫してしまった時にその不動産の価値が0に近い状態になり売るにも売れず不良債権化してしまいます。
そこまでリスクを負って海外不動産を買わなくても、いまは日本の不動産投資で十分チャンスがあります。
例えばフィリピンでもマニラ一等地のリッツカールトンレジデンスを4億で買うとか、ハワイのヒルトンコンドミニアムを2億で買うとかそういう次元で不動産を買える人は海外不動産もアリだと思いますが、数百万から2000万程度の東南アジア不動産(コンドミニアムやランドバンキング)は失敗リスクが大きいのでお勧めしません。