ブログ読者の方からワンルームマンションの売却相談がありました。JACK自身複数の中古ワンルームマンションを投資目的で保有していますので物件売買相場や賃料相場、その物件が投資に向いているかダメかはある程度分かっているのでこういう相談も大歓迎です。
関西圏の主要駅から近く築13年ほどの綺麗な物件です。賃貸が長く空いているので売却を検討していたところ、ワンルーム買取業者から突然電話が掛かってきて売却を強く勧められたそうです。
業者から提示された売買相場は650万円だったそうです。事故物件でもない限り築13年で主要駅からも近い物件がそんなに安くはないはずなのですが、買取業者の営業は「今後もこの物件を持っていたら大変な事になる。賃料は下がり続けて損失は膨らむ一方なので早めに損切りしましょう」と畳み掛けるように毎日毎日電話をかけてきたようで、相談者の方も余りにも多い電話に精神が参ってしまい、その業者に売却を持ち掛けようとした時に娘さんからJACKのブログを紹介されたようです。
お話を聞いてJACKはその物件の事を知っていましたので、「900万円以上では売れますよ」とお伝えしました。買取業者とは今後連絡を取らず、マトモな不動産会社に頼めば900万円以上では売れるので話を持って行ってみて下さい。とアドバイスしました。
あれから3ヶ月ほど経って相談者の方から報告があり、無事920万円で成約したそうです。
あのまま買取業者の言う事を信用してしまっていたら300万円近く損をする所でした。まずは娘さんに感謝ですね。
ワンルームマンションに限りませんが、突然自宅(もしくは携帯)に電話してきて不動産売却を迫る業者が提示する売買相場は著しく低い可能性があります。お客様もちょっと考えてネットで検索すれば分かるのですが、業者はその暇さえ与えないマシンガントークで不安を煽って契約書にサインさせようとしますので、不動産を売却する際にはくれぐれもご注意下さい。
大手不動産会社だからと言って安心してはダメですよ。大手は電話営業で売却を迫る手法は使いませんが、物件情報を一切他社に流さなかったり職務怠慢な事をする担当者もいるので注意しましょう。