知人から「ドバイの社債投資で毎月100万円以上の配当が受け取れる」
という話を持ちかけられたことはありませんか。
私のところにも相談DMが届きます。
「不動産業界の友人からADICOを勧められた」
「セミナーに行ってきたけど本当に大丈夫?」
「祖父がADICOに入会していて心配」
今日は私が実際に調べたことを全部オープンにします。
ADICOとは何か
ADICOはドバイを拠点にしているとされる投資案件です。
運営会社はADIF JAPAN アセットマネジメント。
ドバイの不動産・インフラ・ブランド権利などに投資し、社員権(オーナーズクラブ)を購入することで高配当が受け取れるという仕組みです。
勧誘の内容はこんな感じです。
最初の5年間は年利7%程度で運用される。
その後は夢のような高配当が生涯にわたって受け取れる。
将来は毎月100万円以上の配当になる。
素晴らしい話ですね。早速投資しましょう、とはなりません。
ADICOの勧誘パターン
私が調べたところ、ADICOの勧誘には典型的なパターンがありました。
・数百万円・数千万円稼いだという成功者のインタビュー風動画
・ドバイの高級不動産やブランド工場などを背景にしたプレゼン
・「先着◯名」「限定募集」「特別価格」などのスケジュール限定感
・紹介者を通じた勧誘からLINE登録・説明会・契約という流れ
これ、見覚えありませんか。
過去に破綻した私募投資詐欺の勧誘と、構造がまったく同じなんですよ。
知人・友人・信頼できるコミュニティのリーダーから紹介される。
だから疑いにくい。これが最も厄介な点です。
私が感じた3つの危険信号
危険信号①|金融ライセンスの実態があいまい
ADIF JAPANアセットマネジメントは関東財務局の第二種・投資助言登録があるのは事実です。ただし、勧誘されている個別スキームがその登録範囲のどの行為に当たるのかは別問題です。登録がある=全案件が安全ではありません。
登録番号を見せてくる時点で怪しいと思ってください。
本当に安全な投資商品は、番号を見せびらかす必要がありません。
危険信号②|法人の実態が不透明
法人登記や事業情報を調べたところ、過去に海外法人としてADICO INVESTMENTSの名義で複数の登録がありましたが、すでに活動停止・解散済みの記録が確認されています。
また公式ウェブサイトなどに金融ライセンスや監督機関への登録情報は見当たらず、明確な認可を受けて運営されている形跡がありません。
実態のない法人名義でお金を集めるのは、詐欺の典型的な手口です。
危険信号③|「毎月100万円以上の配当」という数字
投資に絶対はありません。
年利7%でも十分すぎるリターンです。それが将来「毎月100万円以上」になるという話は、数字の根拠がまったく示されていない。
「権威づけ(ブルジュ・ハリファ・エミレーツ・登録番号)×毎月分配の高利回り×社員権・オーナーズクラブ」という組み合わせは、日本の被害事例で非常に危険度が高いパターンです。
これは以前の大規模詐欺事件と同じ匂いがする
以前、大規模詐欺事件として首謀者が逮捕されたSDHを覚えていますか。
あの時も「実績のある人物が取締役」「登録番号がある」「高配当の実績がある」という触れ込みでした。
ADICOも同じ構造です。
「楽天証券を立ち上げた原田さんが取締役」という情報が出回っていますが、
有名人の名前を使うのも詐欺の常套手段です。
その人が本当に関与しているのかの確認は必須ですよ。
騙されないための3つのチェックポイント
① 紹介者が「信頼できる人」であることと、案件が安全であることは別
友人・知人から紹介された案件でも、その友人自身が騙されている可能性があります。紹介者への信頼と案件の信頼性は、切り離して考えてください。
② 「高配当」「生涯配当」「限定募集」は即座に疑う
投資の世界で「絶対」「生涯」「限定」という言葉を使う時点でアウトです。
これらは焦らせて冷静な判断を奪うための言葉です。
③ 金融庁・財務局のサイトで必ず確認する
正規の投資商品は、金融庁のホームページで登録を確認できます。
登録が確認できない案件には絶対に手を出さないこと。
まとめ
ADICOについて私の結論を言います。
詐欺と断言はしません。
ただ、極めてハイリスクで投資対象としては回避を強く推奨します。
「怪しい」という直感は正しいです。その直感を信じてください。
既に入金してしまった方、勧誘を受けている方は、
ブログの問い合わせフォームからご連絡ください。一緒に対処法を考えますよ。








