これまで比較的簡単に開設できていたHSBC香港口座が徐々に厳しくなってきたようです。言葉の壁云々の前に日本人が開設する事を制限し始めています。
厳しくなり始めたのには明確な原因があります。金融当局の締め付けという訳ではなく単に口座開設者がすぐに口座種別をアドバンスからPI口座にダウングレードする件数が余りにも多いからです。
日本人が口座開設する際にはプレミア口座かアドバンス口座でしか受け付けてくれません。プレミアは1400万円以上、アドバンスは約280万円以上の金融資産を預けていないと口座維持手数料が毎月発生します。対してPI口座と呼ばれる最も下の種別では約7万円程度預けていれば口座維持手数料はかかりません。
口座開設時はとりあえずアドバンスで開設してすぐにPI口座にダウングレードする件数がここ最近余りにも多いので、HSBC香港としても苛立ち始めて開設を制限し始めたという流れです。
今後口座開設をしようと思っている方は口座開設後最低半年くらいはダウングレードしない方がいいと思います。開設後数ヶ月でダウングレード用紙を提出した場合HSBC香港から直接お伺いの電話がかかってくるというケースも出ていますので英語が全くダメな方はご注意ください。
電話に出なかったり、出ても会話が成り立たなかった場合でもすぐに凍結されることはないと思いますがダウングレードは認められないでしょう。基本的に行員とコミュニケーションが取れないと凍結措置を取られたケースも過去にありましたので、そのような事にならないようご注意ください。
基本的に英語か中国語に自信がない方は現地サポート会社のアフターサービスを申し込んだ方がいいかもしれません。JACKは英語それなりに分かりますのでサービスは付けていませんしコアメンバーには無料でアフターフォローしてますが、日本に帰国した後で何か困った事態が発生した場合現地のサポート会社のフォローは役立ちます。
以前と比べて厳しくなったとは言ってもサポート会社の力を借りれば開設することはできますが、問題は開設後どう口座を使いこなすかですね。