色々な方とお話しているとたまに海外銀行口座マニアじゃないかと思うくらいたくさんの口座を持っている方がいらっしゃいます。
個人法人問わずたくさんの国の銀行口座を持たれていますが資産家という訳ではなく、口座残高は最低預金額程度しか入金していません。何故こんなに多くの口座を開設したのですか?と聞いても特に明確な理由もなく「気付いたら増えていた」「周りに焦らされて開設してしまった」との事です。
その国でビジネスをしている(もしくは不動産投資をしている)ならまだしも、何もしていないのに銀行口座だけ持っていても意味がありません。日本の銀行と違って最低預金額も設定されており維持手数料もかかります。一定期間使わなければ凍結や解約にもなりますしネットバンキングのログイン情報など維持管理がとても大変ですので、オフショア金融商品程度の海外投資だけでしたらHSBC香港1行で十分かと思います。
以前にもブログに書きましたがHSBC香港口座の場合は何かトラブルがあってもネット上にたくさんのトラブルシューティングが落ちていますが、それ以外の銀行ではまずほとんど見つかりません。トラブル解決には現地のサポート会社の力を借りなければならず都度手数料も発生しますし現地に行かないと解決しないものもあります。
フィリピンやカンボジアのローカル銀行の口座を持っていても或る日突然銀行の方針が変わってネットバンキングにログインできなくなるかもしれませんし、資産が無くなっているかもしれません。そういうカントリーリスクの高い国のローカル銀行口座は特に注意して下さい。
JACK自身も過去ブームにのって東南アジアの銀行口座を幾つか開設しましたが、全く活用せず長期間放置していてログイン情報も忘れて一切分からなくなりました。まあ預金は数千円しか入ってないと思うので諦めるしかないです(^_^;)