オフショア積立のボーナス付与分と運用を混合してはいけません

紹介者に言いくるめられ、オフショア積立を不利な条件で契約された方は最初の2年間の初期口座期間だけより高額の積立てを行い、3年目から積立停止して後の23年間は高利回りと複利で魔法のようにお金が増えていってくれると信じ込んでいます。

 

実際は「ものの見事に」3年目から資産残高が右肩下がりで減少していくのですが、最初のうちは保険会社からのボーナス付与で増えた分が食われていくだけなので気づかない人が多く、ボーナスが食い尽くされ実際に支払った金額以下になってきてようやく気付きます。自分の積立方が間違いだった事私は紹介者に騙されたんだという事を。。

 

その頃には積立を開始して4年ほどが経過しているので、当時の紹介者とは連絡が取れなくなっている事がほとんどです。悪質な人間は逃げ足も早いですからね。

 

ボーナス付与で増えた分を「実際の運用で増えた」と勘違いしている人が多く、悪質な紹介者はこれを材料に「こんなに増えてますよ。私が言った事は嘘ではないでしょう」と運用が大成功しているかのように言いくるめようとしますが、よくよく調べてみると運用は最初からマイナスでボーナスで増えた分だけが弱冠プラスになっているという事がよくあります。

 

各保険会社の初期口座期間ボーナス付与率については少し調べればわかりますので、積立開始から1年程度経過している人は自分が実際に積み立てた金額からボーナス付与分を足して、今の資産残高と照合してみて下さい。

 

初期口座期間が終わった3年目以降も変わらない積立を続けるからこそ、手数料負担割合が減り多少のボラティリティがあってもドルコスト平均法の効果が発揮されて資産が堅実に増えていくのですよ。

 

悪質な紹介者はボーナス付与ばかりを強調して初期口座期間により多くの金額を積立させようとしますのでくれぐれもお気をつけ下さい。

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