元本保証と元本確保の違いは分かりますか?と聞かれてすぐに答えれる人の方が少ないと思います。
言葉は似ていたとしてもその本質は全く違いますので、金融商品を購入する際には言葉の意味をよく理解しておくようにしましょう。
元本保証とは文字通り「元本がいつでも保証されている」という意味になります。私の知る限り、どんな条件下でもその元本が揺るぎ無く保証されているのは銀行預金以外ありません。為替の影響で円としての価値が下がったとしてもその元本(貯金額)はピクリとも変わらず保証されています。
元本確保とは一定の条件を付けた上で元本が償還される状態の事を言います。国債や社債などが良い例であり、償還期限まで持っていれば元本は確保されますが、国がデフォルトしたり社債を発行した会社が倒産すれば元本は確保されずに損失を被るという事になります。
ITAのS&P500という商品も元本確保型です。契約途中の減額や停止、引き出しが無い状態で且つ投資機関が支払不能に陥った場合は元本は確保されません。
元本保証と元本確保の違いは金融知識の基本中の基本です。似て非なる性質を持っていますのでしっかりと覚えておいて下さい。
元本保証を謳っている投資詐欺も多く存在します。金融機関以外が元本保証・元本確保を謳っていればそれは間違いなく詐欺案件ですのでくれぐれもご注意下さい。(イースタン何とかというのも含む)