JACKは散歩が好きで朝昼晩関係なく自宅周辺やオフィス周辺をよく歩いて街を観察しています。歩いてゆっくり街全体を観察する事で新たな発見をする事が多く、「こんな所に公園があったんや〜」とか「この飲食店美味しそうやから今度来てみよ」という気付きがあります。
基本的に電車はあまり好きではなく自転車も乗らない(持ってない)ので地下鉄の2駅程度なら歩いて移動しますよ。
新しい飲食店や公共性の高い施設を発見した時はテンションが上がりますが、逆に新築ワンルームマンション建設現場に出くわした時は一気にテンションが下がります。ワンルームマンションは既に駅前郊外問わず十分な供給量があるのでこれ以上の建設は全く必要ないのですが、売上を伸ばす事ばかり考え、街全体の資産価値の向上を全く見ていない阿呆な不動産会社、不動産デベロッパーはとにかく空いた土地に新築ワンルームマンションばかり建てたがります。
はっきり言って日本全体の不動産価値が上がらない原因の一つはコレです。大手不動産会社が日本全体の不動産価値をあげることよりも目先の売上、目先の金の事しか考えていないので自社で仕入れた土地に好きなものを建てます。
鉛筆みたいに細長い新築ワンルームマンション
ワンルームマンションの横に新築ワンルームマンション
コインパーキングを取り壊して新築ワンルームマンション
街を歩けばそこら中に新築ワンルームマンションだらけです。需要と供給のバランスが完全に崩壊しているので立地が少しでも悪い物件は築年数が10年以内でも家賃設定が一気に下がりオーナーのキャッシュフローは火の車状態のようですね。恐らく最近JACKが散歩中に発見した新築ワンルームマンションも駅から10分以上離れているので築10年も経てば当初シミュレーションしていたキャッシュフローは大きく崩壊しているでしょう。
アメリカやヨーロッパの不動産資産価値がなかなか落ちないのは、地方行政が街全体の資産価値を守るべく建物工事や新築物件について厳しく制限・監視しているからなんですね。ドイツのとある街に至っては自宅の敷地内の庭の木1本切るのも行政の許可が必要で、定期的に上空にドローンを飛ばして勝手な事をしていないか監視しているそうですよ。ここまでしないと中古住宅や街全体の価値は上がりません。
日本のように「建築基準法さえ守っていれば俺の土地に何を建てても自由」という考えでは街全体の資産価値が上がるわけがありません。既に全員が住めるほど十分な中古住宅があるのですから空き土地には公園や図書館、カフェなどを作れば住人の満足度も上がって誰もが住みたい街になるのですがね。
JACKも市会議員や国会議員に知り合いがいるので会う度に提言はしているのですが、いかんせん不動産業界団体というのは既得権益の宝庫であり、新築ワンルームマンション大手デベロッパーの会長や社長は発言力のある重鎮が多いので下手な手出しはできないそうです。あー情けない。本当こういう社会的価値のない企業は潰れてほしいと切に願っています。
JACKのブログ読者の皆さんはどうか新築ワンルームマンション投資にだけは手を出さないようにして下さい。JACKも不動産投資はやってますが新築ワンルームマンションだけは絶対に買いません。1部屋だけなら生命保険代わりとして持っておくのは別に構いませんが(生命保険代わりなら他にもっと良い商品はありますが)、2部屋3部屋「買わされると」近い将来大変なことになります。
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