2012年頃に一時ブームにもなった合同会社の社員権を謳った投資スキーム。
適格機関投資家等特例業務の届出を行うだけで、合同会社の「社員」となった投資家に対し私募投資案件を自由に紹介(情報共有)するという流れでした。
本来これらの業務を行うには、金融二種や投資助言という免許が必要なのです。
「これは特殊なスキーム」と信じていた合同会社の間抜けな代表者はそれらを取得する事なく、合同会社の社員になってくれた一般投資家に国内外の私募投資案件を紹介していたようですが、そんな浅はかな知恵が金融庁を騙せる訳もなく次々と強制捜査を受け、見事に違法認定されたようです。
しかもその私募投資案件の中身というのは、ほぼ全部詐欺かポンジスキームだったというのですから笑えます。
合同会社の社員権も名目上は会社への出資という事で数万円を支払わなくてはなりませんので、
詐欺案件・ポンジ案件を紹介してもらう為に有料投資クラブに入る
という何ともお粗末な事をしていたという事になりますね。
残念な事にJACKの友人知人数名も過去にこの社員権を購入してしまっており、実際に海外の私募投資案件にお金を投資し数十万数百万溶かしています。
詐欺とマルチ案件ばかりなので、最後は誰も投資してくれなくなり、迷惑メールのようなメルマガが月に数回配信されていただけだったそうですよ。
今回こういったスキームに騙されて合同会社の社員権を買ってしまったという方は、
「自分はマネーリテラシーが著しく低かったが、二度と同じ轍は踏まない」
「今後は何があっても私募投資案件には投資しない」
と強く自覚して下さい。そういうマインドセットを持たないと時代時代に発生するポンジ案件に常に騙される運命になるでしょう。
こんな浅はかな投資スキームは既に終了し世の中から消滅しているものだと思っていましたが、ここ最近ブログ読者さんから頂いた情報によるとまだあるそうです。
もっともらしいPDFの資料を見せて合同会社の社員権を謳っている案件は全部アウトですのでくれぐれも投資しないようにして下さい。
また以前このような違法案件を紹介してきた人間は、今後も皆さんを騙す可能性があるので二度と連絡を取らない事を強くお勧めします。
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