【投資家JACKの予測】Claude Mythosがビットコインのブロックチェーンを崩す日|AIに突破された瞬間、暗号資産は『無価値』に戻る

2026年4月、Anthropic社が発表した新AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」が、世界の安全保障・サイバーセキュリティ業界に衝撃を与えました。

あまりに能力が高すぎて、Anthropic自身が一般公開を断念したという前例のないAIです。

 

事前評価でMythosは、世界中のOS・ブラウザに対して数千件の未知のゼロデイ脆弱性を発見し、83%以上の確率で初回試行から動作するエクスプロイトを生成

リリースを差し止め、限定50社の防御連合「Project Glasswing」へのみアクセスを許可する異例の運用となっています。

 

最初の1か月だけで10,000件超の高〜致命的脆弱性を発掘したと報告されました。

 

 

私はこの一連の発表を見て、改めて確信しました。

ビットコインを筆頭とする暗号資産は、いずれAIによってブロックチェーンの根幹を突破され、無価値に戻る日が来ると。

 

そしてそもそも、暗号資産は社会に価値を生んでいるとは到底言えません

詐欺師とアングラマネーが愛用する決済インフラに、一般市民が大切な資産を預ける合理性はありません。

 

長年の資産形成の経験から、繰り返しお伝えしてきた立場を、

Claude Mythosという新しい材料を踏まえて、改めて整理します。

 

Claude Mythosとは何か|AIが『プロのハッカー』を超えた瞬間

Claude Mythosは、Anthropicが2026年4月7日に発表した最先端のフロンティアモデルです。最大の特徴はサイバーセキュリティ領域における圧倒的な能力にあります。

コードの脆弱性を自律的に発見し、そのままエクスプロイト(攻撃コード)を組み立てるところまで一気通貫でこなします。

 

事前テストでMythosは、何十年も人間のセキュリティレビューを通過してきた既存OS・主要ブラウザに対して、未知の重大脆弱性を次々と発見しました。

これは人類の集合知が長年見落としていた『穴』を、AIが片端から見つけ出したことを意味します。

 

Anthropicは安全保障上の判断から、Mythosを一般公開せず、Project Glasswingという防御限定の連合体内でのみ運用する選択を取りました。日本でも三菱UFJ・三井住友・みずほの3メガバンクが順次アクセス権を獲得する見通しと報道されています。

 

『AIにしかできない攻撃』『AIでしか守れない防御』

という新しい時代に、世界は確実に入りました。

 

ビットコインのブロックチェーンは『絶対安全』なのか

暗号資産支持者の常套句に、

 

「ビットコインのブロックチェーンは数学的に絶対安全」

「過去十数年ハッキングされていない」

というものがあります。

 

これは半分正しく、半分は危ういごまかしです。

 

 

正確に言えば、安全だと言えるのはSHA-256というハッシュ関数とECDSAという楕円曲線暗号の『数学的な強度』であって、現時点の古典コンピューターでは現実的な時間で破れない、というだけの話です。

 

一方で、ブロックチェーンが現実世界で動くためには、ノード実装、ウォレットソフト、取引所、ブリッジ、ステーキングコントラクト、Layer2、ライトニングネットワーク——膨大な周辺ソフトウェアが必要になります。

 

『数学』は破れなくても、『実装』は人間が書いたコードです

 

 

そして人間のコードには必ずバグがある。

 

これは過去のMt.Gox事件、The DAO事件、ロニンブリッジ事件、Wormhole事件など、累計で数兆円規模の暗号資産がハッキングで消えた歴史が、何度も証明してきた事実です。

 

Claude MythosクラスのAIが暗号資産を崩す3つのシナリオ

Mythosが今やっていることを冷静に観察すれば、

暗号資産業界に向かう波は十分に予測できます。

 

シナリオは大きく分けて3つです。

 

 

第一に、ウォレット・取引所・ブリッジ実装の総点検

Mythosクラスのモデルは、ビットコインノード、Ethereumクライアント、各種ウォレットアプリ、DeFiコントラクトのソースコードを片端から精査し、これまで人間が見落としてきた脆弱性を一気に発見します。

発見者が善意なら修正されますが、悪意の側に同等のAIが渡れば、その瞬間に大規模流出が起きるのは火を見るより明らかです。

 

第二に、古いコントラクト・古いプロトコルの『眠っているバグ』が一気に掘り起こされる

すでにロックされた残高、過去のNFT、棄てられたチェーン

——『放置されたコード』は世界中に山のように存在します。

 

AIはそこに何年も寝ていたバグを瞬時に見つけます。

 

第三に、量子コンピューターを待たずに、暗号方式そのものに対する『新しい近道』が見つかる可能性

これは現時点では理論的可能性の話ですが、Mythosが何十年も人間が見落としてきた脆弱性を毎月数千件発見している現実を見れば、暗号学の論文の中に眠る『未発見のショートカット』をAIが先に見つける未来は、決して空想とは言えません。

 

『絶対に破れない』と言い切れる材料は、現時点では一つもないのです。

 

そもそも暗号資産には『社会的価値』があるのか

仮にブロックチェーンが当面破られなかったとしても、私が暗号資産を投資対象として勧めない理由は、技術論の前に『社会への価値貢献』という根本的な部分にあるからです。

 

株式は何を生むか。

企業が事業を回し、商品・サービスを社会に提供し、雇用を生み、利益を株主に還元します。株主のリターンの源泉は、企業が生み出した付加価値です。

 

不動産は何を生むか。

住む人に住居を、働く人にオフィスを提供し、その対価として家賃が発生します。

これも明確な実需に支えられたキャッシュフローです。

 

ではビットコインは何を生んでいるでしょうか?

電力を大量に消費しながらハッシュ計算を回し、その結果として『次に買う人がもっと高く買ってくれることに賭ける』だけのゲームを支えています。

これはグレーターフール理論(より愚かな次の買い手を期待する理論)そのものであり、本質的にゼロサムどころか、電気代の分だけマイナスサムです。

 

詐欺師とアングラマネーの最強決済ツールという現実

暗号資産が現実社会で何に使われているかを直視すれば、推進論はさらに揺らぎます。

 

ロマンス投資詐欺、ピッグブッチャリング詐欺、ランサムウェアの身代金、北朝鮮系ハッカーグループによる外貨獲得、マネーロンダリング、麻薬取引、人身売買の決済

——これらの『暗黒のキャッシュフロー』を支える決済インフラとして、暗号資産は今この瞬間も使われ続けています。

 

 

FATF(金融活動作業部会)の度重なる警告、米国OFACの制裁リスト掲載、各国当局による取引所閉鎖命令、国連安保理北朝鮮制裁委員会の報告書

——国際機関が懸念を表明し続けている資産クラスが、本当に『次世代金融の主役』にふさわしいでしょうか。

 

もちろん、暗号資産を完全に犯罪のためのツールだと断定するつもりはありません。

技術的な発明としてのブロックチェーンには学ぶべき点が多々あります。

しかし『使い道の大半が反社会的な領域』である資産を、長期保有して資産形成しましょうという話には、私はずっと首を縦に振ってきませんでした。

 

『デジタルゴールド』論の決定的な弱点

「ビットコインはデジタルゴールドだ」

「金と同じ希少資産だ」

という主張もよく聞きます。

 

しかし、金とビットコインには決定的な違いがあります。

 

金は5,000年の歴史の中で、戦争・革命・国家破綻・通貨切り替えを何度も乗り越えてきた実績があります。

物理的に存在し、装飾品・工業材料・宗教用品としての実需も持ち、地球上のあらゆる文明で価値を認められてきました。

 

一方ビットコインは、最初のブロック生成からまだわずか17年

一度も世界恐慌を経験しておらず、本格的な国家規制の波もまだ通過していません。

 

 

さらに金は物理的に存在するため、AIで『破壊』できないのに対し、暗号資産は結局のところソフトウェア

 

実装に重大な穴が見つかれば、価値はその瞬間に蒸発します。

 

「デジタルゴールド」というメタファーは美しいですが、

構造的に金と並べて語るのは無理があります。

 

過去のハッキング被害が示す『実装は必ず破れる』という現実

「ビットコイン本体は十数年破られていない」と言われますが、暗号資産業界全体で見れば、大規模な資金流出事件は数えきれません。

代表的なものだけでも、Mt.Gox(2014年、約470億円相当のBTC消失)、Coincheck(2018年、NEM約580億円流出)、The DAO事件(2016年、約65億円の不正流出)、Wormholeブリッジ事件(2022年、約3億2,000万ドル)、Ronin Network事件(2022年、約6億ドル超)、FTX破綻(2022年、顧客資金消失)

 

業界全体の累計被害額は、すでに数兆円規模に達しているのが現実です。

 

これらの事件で破られたのは、いずれもブロックチェーンの根幹アルゴリズムではなく、ウォレット・取引所・コントラクト・ブリッジといった『周辺実装』です。

つまり、Mythosのような高度なAIが本気で精査する対象は、まさにこの『破れてきた領域』に他なりません。

 

AI時代の前にこれだけ穴があった以上、

AIが本格的に介入した時に何が起きるかは、想像に難くありません。

 

すでに暗号資産を保有している人への考え方

「もう買ってしまった人はどうすればいいのか」というご質問もよくいただきます。

ここはお一人おひとりの状況次第なので、一律の正解はありません。

 

ただ、判断の材料として、いくつかの視点を共有します。

 

 

第一に、家計全体に占める暗号資産の比率を冷静に把握すること。

「気付いたら金融資産の30%以上が暗号資産になっている」状態は、リスク管理上明らかに偏っています。

比率が高すぎる場合は、それを許容できる根拠がご自身の中にあるか、もう一度問い直していただきたいです。

 

第二に、『買い増し』と『保有継続』は別の意思決定と切り分けて考えること。

すでにある分の判断と、今から新しい資金を投じる判断は、まったく別物です。

 

「もう持っているから」を理由に新規資金を投入するのは、合理性が乏しい行動。

 

第三に、取引所・ウォレットの管理リスクを甘く見ないこと。

仮に暗号資産そのものは無価値にならなくても、保管している取引所が破綻したりハッキングされれば、結果として残高はゼロになります。

 

『資産価格のリスク』と『保管インフラのリスク』は別物であり、後者の方が現実には先に顕在化しがちです。

 

まとめ|AIが暗号資産を試す日は、もうすぐ来る

Claude Mythosの登場は、AIが『人間の集合知が見落とした穴』を毎月数千件単位で発見する時代の幕開けです。同じ能力が暗号資産の周辺実装に向かう日は、技術の進化速度を考えれば、決して遠い未来の話ではありません。

 

そして、仮にブロックチェーンの数学的強度が当面破られなかったとしても、

『社会に価値を生まず、詐欺師とアングラマネーに使われ続けている資産』に、長期の家計資金を預ける合理的な理由は私には見えません。

 

 

投資の本質は、社会に価値を生み続ける主体(企業・不動産・人材)に資金を預け、その価値創造の一部を受け取ることにあります。

 

次の買い手にババ抜きで押し付けるゲームは、投資ではなく投機です。

 

Claude Mythosが世界に示してくれたのは、『AIの進化速度は、人間が想像しているよりも遥かに速い』という現実です。その速度の前に、実装の脆さを抱えたソフトウェア資産がどこまで耐えられるか

——歴史の答え合わせは、思っているより早く来るかもしれません。

 

※本記事は一般的な情報提供および筆者の見解・予測を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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