連日そこら中で開催されている投資セミナーでは日本国内外多くの詐欺まがい投資案件が紹介され、野心むき出しの無知な若者や情報弱者の方々が騙されまくっている現状があります。
最近は金融機関の名前を使った詐欺案件もあるようです。JACKは金融機関以外の案件には投資しない方がいいと思っていますが、フィリピンのイースタンなんとかを始めとして他にもカンボジアやインドネシアの金融機関の名を語って投資を募る詐欺案件もあるので、知識武装・情報武装していないとコロッと騙されてしまいます。
東南アジアの金融機関で販売されている保険商品には年利10%近くで運用できているものもありますが、運用は現地通貨で行われている事が多く、この場合は途中解約しても満期になっても現地の通貨のまま置いておかなければなりません。HSBC香港のように世界各国どこでも現地通貨を引き出せるキャッシュカードも無く、現地で働いていたり住んでいる人はそれでも構いませんが拠点が日本だと「使えないお金が現地にある」というだけになります。
またこういう案件を紹介している国内企業や現地の日系企業は運用管理手数料だの何だのと言って中抜きをしようとします。パブリックな企業でもなく数年後に倒産(逃亡)している可能性が高いので、聞いた事もない企業やブローカーが紹介する高利回り案件には投資されない事を強くお勧めします。
JACKが行なっているオフショア長期積立や金融商品の場合、紹介者が逃亡しても直接代理店と話ができますし保険会社ともコンタクトが取れますので自分自身でトラブル解決も資金回収も可能です。ですがこういった東南アジアの金融案件に投資した場合、その紹介者や中抜き企業が逃亡した場合どうなりますか?自分で直接コンタクトが取れて資金を日本に持って帰る事ができますか?恐らく直接コンタクトが取れたとしても「そんな案件はありませんしお客様の資金もお預かりしておりません」と言われて終了でしょう。
基本的な事ですが、あの世界一有名で稼いでいる投資家のウォーレンバフェットやジムロジャーズでも年間で12%の利回りを安定して出すのがやっとです。年間20%、30%で安定して運用できる商品が本当にそこにあるのなら世界中の投資家やヘッジファンドがそこに資金を預けっぱなしでいいじゃないですか。なぜそうしないんですか?そこには明らかなリスク要因があるからでしょう。
JACK自身も過去にカンボジアやインドネシアで騙された経験があります。東南アジアの中でも特にこの2国(あとフィリピンも)は今でも詐欺案件や日本人詐欺師が多い事で有名ですので、皆さんはくれぐれも騙されないようにお気をつけください。