フレンズプロビデントやスタンダードライフなど名だたる有名なオフショア生命保険会社が日本市場から完全撤退して早や数年が経過しました。
どちらの商品も今ではどうあがいても日本人は新規契約する事ができません(フレンズプロビデント積立は譲渡できるのでプラン引き継ぎは可能です)
フレンズプロビデントもスタンダードライフも撤退の発表があったのは本当に突然で事前の予兆や情報は何もありませんでした。しかも突然の発表にも関わらず「新規契約は今日から10日以内で打ち切る」という通達が出たので駆け込み需要もかなり多かったように思います。契約したかったのに間に合わなかったという方も結構いました。
なぜ撤退したのか明確な理由は分かりませんが、日本政府からの圧力(締め出し)説や日本市場をある程度囲い込めたので今後のリスク等を考えると早期撤退が妥当だと保険会社が判断したという説もあります。恐らくどちらもそれなりに正しいのでしょう。
その後RL360°(旧ロイヤルロンドン)が台頭してきたり、ITAが登場したりとまだ日本人がオフショア金融商品を契約できる道は残っていますが、これらの企業もいつ何時突然撤退を決めるか分からないという事です。
幸いな事にRL360°もITAもプランの第三者譲渡ができる商品ですので新規契約が打ち切られた後でも譲渡プランを購入する事はできますが、それはあくまで今現在の方針であって今後方針変更でプラン譲渡すらも不可になるという事は十分考えうるとJACKは思っています。
フレンズプロビデントもいつまで第三者への途中譲渡を認めてくれるか分かりません。
HSBC香港など海外銀行口座開設もそうですが、今後ハードルが上がる事はあっても下がる事は絶対にありません。HSBC香港口座を持っていなくてもオフショア金融商品に投資はできますので、色々悩まれている方はYESかNOかを早めに判断される事をお勧めします。
ただ一つだけ言える事は「紹介者から不利な積立方さえ教えられなければオフショア金融商品で失敗する可能性はかなり低い」と思います。商品について悩むのではなく自分が積立金を毎月捻出できるのかどうかを考えていけそうなのであれば実際に契約してから色々な事を勉強していくという方が合理的ですよ。
何度も言ってますが、くれぐれも最初から過度な期待をしないように。毎月5万円の積立が1億円にはなりませんし最初の2年間だけ多くの積立をしてしまうと後で手数料負けして資産が増えにくくなりますのでご注意ください。