一昨日の記事でインベスターズトラストのS&P500について書いた所多くの反響を頂き、その中でこの商品のデメリットやリスクも教えてほしいという質問が多かったのでここでも回答しておきます。
まずこの商品の最大の魅力である元本の140%保証ですが、契約期間中に積立停止・減額・一部引出を行うと対象外となります。契約期間中は最初に決めた積立金を最後まで払い切りましょう。
また元本の140%保証に支払手数料分は含まれていません。手数料については一昨日の記事にも書いていますが、手数料を除いた積立金に対して140%が保証されます。ただし契約期間中の年平均6%以上で運用されれば手数料も含めた元本の140%以上はあります。過去のS&P500指数を考えると難しい数字ではありません。
もちろん運用成績が良ければ140%どころではなく、200%以上も有り得ます。
リスクとしましては為替リスクがあります。この商品は米ドル建てですが支払い方法はクレジットカードのみで日本円で支払う事になるかと思います。為替が円安になれば日本円での支払い負担が増えますし、満期時に円高に振れた場合は日本円での受取額が減少する事になります。満期時までに海外銀行口座を持っておけばリスクも軽減されます。
最後に、この商品はMoody’sなどの格付機関が優良と認めた投資機関の仕組債によって保証されているので、それら投資機関やインベスターズトラスト社が支払不能状態(倒産等)に陥った場合は、資金の一部または全部が失われる事があります。ですがこのリスクが起こる可能性は非常に低いでしょう。
子供の学資保険として、自分や子供の結婚資金としてなど15年後というそれほど長くない期間での資産形成商品としてこれほど優れているものは無いと思います。