ファイナンシャルプランナー(FP)や税理士といった「お金の専門家」から、
ワンルームマンション投資
RL360・メティス香港といったオフショア長期積立
の勧誘を受ける人が増えています。
一見、信頼できる相手からの提案に思えますが、
実はその裏に詐欺まがいの仕組みが隠れていることも──。
今回は
「ワンルームマンション投資 詐欺」
「オフショア積立 危険」
「ファイナンシャルプランナー 詐欺」
といった観点から、
具体的なリスクや見分け方、対処法までをわかりやすく解説します。
なぜ「専門家」からの投資勧誘に注意が必要なのか
高額報酬が動機になっていることも
FPや税理士は、一般的に中立なアドバイザーと思われがちですが、
実際には紹介料(インセンティブ)を目的に、
顧客の利益に反した商品をすすめることがあります。
例えば、
- ワンルーム投資:販売価格の3〜5%の手数料
- オフショア積立:毎月積立金×数ヶ月分
紹介者にとっては「売れば儲かる商品」であっても、
顧客にとっては大損の可能性もあるのです。
実際の被害事例
会社員Aさん(40代)
税理士に「節税になる」と言われ、都内の新築ワンルームを2戸購入。家賃収入がローンを下回り、毎年数十万円の赤字。10年後には物件価値が半減し、売却してもローンが残った。
女性Bさん(30代)
FPからRL360を勧められ、毎月5万円・25年契約の積立を開始。手数料が高く、10年で解約した際には元本の半分しか戻らなかった。
ワンルームマンション投資の危険性とは?
投資ではなく「負債」を抱えるケースも
収支が赤字になりやすい
ワンルーム投資は
物件価格(2000〜4000万円)に対して家賃収入(月5〜8万円)が少なく、
ローン返済や管理費が賄えず赤字になることが多いです。
資産価値が大きく下落
購入直後に2〜3割、10年後には半額以下になるケースも珍しくありません。
ローンが残っている状態での売却は難しく、
「売れない負債」になるのはほぼ確定です。
「節税効果」の誤解
「相続税対策になる」「減価償却で所得税が下がる」と宣伝されますが、
実際には一時的な節税効果にすぎず、
長期的に見れば損失の方が大きくなるリスクがあります。
ワンルームマンション投資は百害あって一利なし
オフショア長期積立(RL360・メティス香港など)の危険性
魅力的な言葉の裏にある構造とは?
手数料が非常に高い
RL360の「Quantum」などのプランでは、
初期2年間は「初期ユニット」として解約してもほぼ元本が戻らない設計です。
さらに、高額の管理手数料・運用手数料が毎年差し引かれます。
流動性が非常に低い
25年といった長期契約が前提で、
途中で資金を引き出すのが難しいのも大きなリスク。
急な出費が必要になっても、柔軟に対応できません。
リターンの誇張
「年利10%以上も可能」などと宣伝されることもありますが、
実際の利回りは市場任せ+手数料引かれて低下する傾向にあります。
手数料を引いた実質利回りは微妙にプラスか、マイナスという人も多数。
NISAとの比較:堅実な選択肢を知ろう
項目 | NISA | オフショア積立 |
---|---|---|
手数料 | 低(年0.1〜0.5%程度) | 高(初期+毎年+途中解約ペナルティ) |
流動性 | 高(いつでも売却可能) | 低(長期拘束あり) |
税制優遇 | 日本国内で非課税 | 非対象(申告必要) |
透明性 | 高(国内金融庁の監督) | 低(海外制度・不透明な説明) |
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年間360万円まで非課税で運用でき、手軽に始められます。
「詐欺まがいの勧誘」に騙されないための5つの対策
1. 即決しない
「今日中に決めれば特典が…」と言われても、
一度持ち帰って冷静に検討しましょう。
2. 紹介者の報酬を確認する
「この契約であなたはいくらもらうのか?」と聞いてみる。
回答を濁す人は要注意。
3. セカンドオピニオンを取る
経験豊富な投資家や、不動産関係者、消費者庁の電話窓口などで
複数の意見を聞くことが大切です。
4. ネットで情報を探る
「RL360 評判」「ワンルーム投資 詐欺」などで検索し、
他人の体験談を確認しましょう。X(旧Twitter)での生の声も参考になります。
5. 関係を断つ覚悟
勧誘がしつこい場合は、「縁を切る」勇気も必要です。
長期的な資産形成には、誠実なパートナーが欠かせません。
信頼できる資産運用の始め方
✅ 新NISAを活用する
✅ WEBサイトを持ち日本人も複数在籍する独立系FP(IFA)を選ぶ
✅ 基礎知識をつける(書籍やYouTube、投資家に聞く)
✅ 分散投資を心がける(株式・債券・預金など)
【まとめ】「信頼できる専門家」こそ要注意?
「お金のプロ」の肩書きが、必ずしもあなたの味方とは限りません。
特に、ワンルームマンション投資やオフショア積立は
高額報酬が目的の紹介者にとってうまみが大きい商品。
信頼していたFPや税理士に勧められたとしても、
即決せず、自分の目で判断することが重要です。
✅ 本記事のポイントまとめ
- ワンルーム投資は「毎月赤字」+「資産価値下落」のダブルパンチ
- オフショア積立は「高手数料」+「低流動性」の罠
- 新NISAの方が低コスト&高い自由度で安心
- 迷ったらセカンドオピニオンとネット情報を活用
- 「専門家だから安心」は、もはや都市伝説
この記事が、「大切なお金を守るためのきっかけ」になれば幸いです。
資産形成は、焦らず・惑わされず、堅実にコツコツと。
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