大阪万博開催やカジノリゾート開発でワンルームマンション販売会社が「将来の値上がりが期待できます!」と営業攻勢をかけていますが、万博開催やカジノリゾートとワンルームの相関性はゼロなので、業者のいい加減な営業トークに乗せられないように気をつけましょう。
— JACK@投資家オンラインサロン主宰 (@jackinvest8) 2019年4月13日
毎週末に、大阪市内の至る所で開催されている不動産投資セミナーでは、
「大阪万博開催とカジノ誘致で、将来物件の価値が上がります!」
というセールストークで新築ワンルームマンションを販売しているようです。
はっきり言ってこれは大嘘!
もしかしたら彼らは、巧みな話術を使って嘘をついているわけではなく、
将来そうなったらいいね!と後で誤魔化せるような伝え方をしているかもしれません。
大阪万博開催もカジノリゾート建設も、行われるのは間違いありませんが、
投資ワンルームマンションの価値には一切関係ないので、勘違いしないように!
万博とカジノ効果でも大半の不動産価値は変わらない
皆さんよく考えてみてください。
なぜ大阪万博とカジノ程度の話でワンルームマンション価値が上がるんですか?
「外国人富裕層が好みそうな立地のコンドミニアム」や、
「カジノ会場近くの土地」というなら話は分かります。
他府県から大阪に移住する人が急激に増えるわけでもなし、
外国から移民が大挙して大阪に移住するわけでもなし、
ワンルームマンションで民泊ができるわけでもなし、
極端に良い立地に建てられた物件というわけでもなし、
つまり万博やカジノでもワンルームマンション価値には一切影響ありません。
そこに住む層の所得や数が増えるわけではありませんからね。
万博とカジノの恩恵が不動産市場に良い影響を与えるというなら、
それは、こういう物件のことをいいます。
大阪万博、「うめきた2期」で大阪・梅田の不動産価格が激変する可能性
今後も新築物件が供給され続けて価値は益々下落
ワンルームマンション開発業者は今後も空き地を見つけ、
さらには古いビルを買い取って解体し、新しい物件を建て続けます。
人口増加が止まらず、ワンルームマンションがまだまだ足りていない状況
というなら建設する必要もありますが、
人口は緩やかに減少し、ワンルームマンションは都心部に十分供給されている
にも関わらず業者は建て続けることをやめません。
新築物件を建て続けないと、会社を維持し従業員に高い給料を払えませんからね。
今後も新築を建て続け、そして口から出まかせの営業トークで売り続けます。
不動産業界にいる人間が絶対に買わない物件ではありますが、
皆さんが、営業マンの説明を十分納得して買うというなら構いません。
ただ一つだけ覚えておいてほしいのは、
大阪万博とカジノ誘致はワンルームマンション価値に全く関係がなく、
物件価格と家賃は、今後も下がり続けるということ。
万博・カジノで、大阪のワンルームは将来価値が上がる!
という営業マンの嘘トークにはくれぐれもご注意ください。
不動産屋からカモにされないように・・