2008年から2012年にかけて第一次海外投資・海外口座ブームが起こりました。JACKが投資を始めたのも2009年ですのでちょうどこの時期です。
今と比べて契約できる商品の数も多く、銀行口座も簡単に開設できていた時代でした。連日多くの日本人ツアー客が大挙してHSBCやスタンダードチャータード銀行に訪れて口座を開設し、その後代理店にて海外口座セミナーを受けほぼ全員が契約書にサインをしていたという異様な空気感がありましたね。
今では考えられないのですが、当時の「海外投資・金融ツアー」代金はホテルと航空券込で50万円というのもありました。完全なボッタクリツアーなのですが予約者が殺到していたのですから驚きです。JACKは冷静だったのでセミナーだけ聞いてツアーには申し込まず長期積立商品はその場で契約して、その後に自分で航空券とホテルを予約し初めての香港に1人で行って口座開設を済ませて帰ってきました。安いチケットと安いホテルだったので合計で6万円くらいだったと思います。そう考えると海外投資ツアーの50万円のうち40万円近くは業者の利益だったと思うので当時はツアーで儲けて長期積立商品の斡旋で儲けてウハウハだった事でしょうね〜
当時は本当に何の情報もなく、業者に言われる事をそのまま信用するしかありませんでした。いまのJACKのように投資家目線でブログを買いていた人は皆無でネット上にも「まともな」情報はほとんど落ちていないのでセミナーで聞いた内容そのまま信じて「初期口座はボーナスがつくから精一杯積み立てた方がいいんだ」「初期口座期間が終われば積立を停止して放置していても年利12%で資産は増えていくんだ」と今振り返れば情報弱者で純粋だったな〜と感じますね。
まあ今考えると第一次海外投資ブームの際に「紹介者」として活動していた人はほぼ全員が悪徳だったんだな〜と思います。そりゃ何を言っても自分のいう事を信じてくれるしネットに正しい情報は落ちてないし、初期口座だけ全力で行きましょう!と言ったら「はい!」の二つ返事なので頭の中はコミッション収入の事しか考えなくなりますよね。。いつの時代でも何のジャンルでも情報弱者は搾取されるというのが世の常なので恨んでも悔やんでも仕方ありません。
さてそんな当時のオフショア長期積立商品悪徳紹介者ですが、今でも継続して紹介活動をしている人はほぼ皆無です。大半は儲かる時にゴッソリ儲けて逃げたか、別の詐欺案件で逮捕されたか、違うビジネスに手を染めています。
その当時悪い意味で大活躍していた悪徳紹介者が次の舞台として選んだ先が「新築投資用ワンルームマンション販売業」です。この業種に移転した人が本当に多いようですね。それだけこのビジネスが儲かり、情報弱者を騙しやすいと判断したのでしょう。
数年前に悪徳紹介者で儲けて現在新築ワンルームマンションを販売している方々に共通して言えるのは皆口が上手い!元々ネットワークビジネスの高いポジションや中枢にいた方々が多いので聴衆を魅了するトークや電話口でついつい聞いてしまうトークが本当にお上手です。
オフショア長期積立商品についてはこれだけ商品の選択肢が狭まり、正しい情報が出回るようになった昨今騙される人は減ってきましたが(それでも一定数はいます)、新築投資用ワンルームマンションはまだまだ多いようです。痛い勉強代だった!では済まされない債務を背負う事になりますのでくれぐれもお気をつけ下さい。