詐欺案件に騙される人の多くは時間を置いたらまた似たような詐欺案件に騙されるという傾向があります。投資に興味があるのはとても良い事ですが似たような詐欺案件に2度3度と投資して騙されてしまう人はマネーリテラシーが無いと言わざるを得ません。
明らかな詐欺案件というのは情報の入り方と紹介文である程度分かります。
・利回りや配当を強調する
・ネットワーク型システムなので早めに参加しておくメリットを強調する
・1人の紹介者から多数の人間にメール(もしくはセミナー)で情報が拡散される
・金融機関からの案件ではなく聞いた事もない会社が運営元(もしくは紹介代理店)
・利回り(配当)が月2%以上
以上どれか1つでも該当する場合は詐欺案件を疑って下さい。
詐欺案件に投資するのが悪いと言っている訳ではありません。考え方によっては詐欺案件にいち早く投資し、配当をがっつり貰った所でスッと解約するという「ポンジスキームを逆手に取った手法」で儲けている人もいます。ハイリスクハイリターンですが、詐欺案件(ポンジスキーム)はすぐには破綻しませんので先行者利益を享受してからスッと身を引けば儲かる可能性はあります。
詐欺案件の致命傷は自分自身の金銭の損失ではなく、知人や友人に紹介してしまった事で信頼(人脈)を失う事です。お金よりも人からの信頼を失う事は本当に辛くて悲しいですよ。詐欺案件の匂いがしたら人には紹介せずに自分だけがリスクを取るようにしましょう。
一度でも詐欺案件に騙されてしまったら、その後徹底的に反省して二度と同じような目に遭わないようにしましょう。時間がたてば騙された時の気持ちも次第に風化して気持ちが緩みまた同じような高利回り私募案件に投資してしまう人が多いので、くれぐれもお気をつけ下さい。