各オフショア生命保険会社の長期積立商品を契約されている方は、契約時に紹介者から「年利回り10%以上は見込める」と言われて右肩上がりのシミュレーション表を見せられ、ウキウキ気分で契約された方も多いと思います。
ですが初期口座期間が終わってみてどうですか?
「積み立てた分より増えているので紹介者の言った事は間違いではなかった」と勘違いしていませんか?その時点での資産残高にはボーナス付与分が含まれているので実際増えているかどうかはそのボーナス分を差し引いて計算し直して見てください。
ITAは例外ですが、フレンズプロビデントやRL360(ロイヤルロンドン)の長期積立商品を契約されている方の3年目以降の状況はどうですか?ボーナス分は既に全部無くなっていてそれまでに積み立てた金額とトントンの人も多いでしょうし、ひどい方は既に積立金額すらも下回っています。
JACKが運用管理を任せている代理店は運用成績も優秀なので積立金額を下回っている事はなく、それほど大きくは増えていませんがこれまで堅実にやってくれています。ですが長期積立商品を契約している多くの方は当時紹介者から聞いた実績が出てない事にショックを受けそのまま積立を止めてしまっているというのは残念な所です。
これから先、金融市場がどのような動きをして各代理店がどのくらいの運用利回りを出すのかは分かりませんが、長期積立商品を契約している方は年間の平均運用利回りを5%程度で計算し直してシミュレーションしておきましょう。平均10%は絶対に無理です。8%も難しいと思いますが5%でしたら代理店次第ですが無難な数字です。参考までに今年のベンチマークは8%ですが、今現在で今年の運用がマイナスだという人は代理店の移管を考えた方がいいでしょう。市場の流れが全く読めておらずファンド選択が明らかに間違っている証拠です。
スイッチングを一切しないという代理店も同じです。そんな所に自分の大事な資産の運用管理を任せておくほど危険な事はありません。