JACKさんはソーシャルレンディング投資はやってますか?
という質問を頂く時があるのですが、これまで一度もやった事がありません。
ソーシャルレンディングは「ローリスクミドルリターン投資」と勘違いしている人がいますが、
実際は「ハイリスクミドルリターン」くらいが正しい表現だと思います。
ソーシャルレンディングとは、お金の借り手(企業)と貸し手(投資家)を繋げる、クラウドファンディングサービスの一種です。
投資家は企業にお金を貸し付け、その見返りに金利(配当)を得るという流れで、
要は、投資家が個人銀行としての役割を担い、企業にお金を貸しているわけですね。
でも少し考えてみてください。
なぜ企業がわざわざ赤の他人から、年10%前後の高金利を払ってまでお金を借りないといけないのでしょうか?
銀行はお金を貸したくて貸したくて、低金利でも融資先を探しているはずです。
つまりソーシャルレンディングの借り手(企業)というのは、
銀行から見た属性が低く、まだ信用がないから高い金利でお金を集めていると考えられます。
多くの人が知っている優良企業の中にも、ソーシャルレンディングでお金を集めている所もあるかもしれません。
ですがそういう優良企業はそもそも信用があるので、配当率も低く、
ソーシャルレンディングとしての募集枠も少ないので枠はすぐに埋まります。
創立して間もない企業は信用が無いので、このようなサービスを使って高金利でも金を借りるしかない
という意見もありますが、JACKにはこれがシックリきません。
創立して間もないスタートアップ企業でも、
日本政策金融公庫だと、創業時に低金利で融資してくれる制度もありますし、
その企業の業務内容や将来性が有望であれば、
低利で貸してくれる機関やエンジェル投資家は見つかると思います。
数ある投資商品やサービスの中で、敢えてソーシャルレンディングを選ぶメリット
がJACKには分かりません。
特段利回りが高い訳でもなく、サービスが優れている訳でもなく・・
ソーシャルレンディングより堅実で利回りにも期待できる商品は他にもありますよ。
ここ最近、ソーシャルレンディングで資金を募るも、実際は企業の社長が借りた資金を私的に流用したという事実もありますし、
ICOとまでは言いませんが、リスクはそれなりに高い投資と言わざるを得ません。
海外のレンディング投資の話はほとんど詐欺案件
だいぶ前の話ですが、
JACKの元にもフィリピンのレンディング投資案件の話が入りました。
確か月利1%保証で、融資先がフィリピンの企業や個人とだけ説明されましたが、
まともな案内資料もなく、投資に値しないと判断して見送りました。
実際に投資した人から話を聞くと、運営会社の杜撰な管理体制と私的流用により、
案件は破綻して、被害者は泣き寝入りしたそうです。
フィリピン以外にもタイやカンボジア、ミャンマーにバングラデッシュと、
東南アジアは詐欺案件のオンパレード状態です。
しかも被害者は現地の国民ではなく、何故か全員が日本人。
日本人は海外投資案件に弱く、ちょっと考えればあり得ないスキームと利回りでも、
舞台が海外だと信用してお金を投じてしまう傾向があります。
周りの人から、海外のレンディング投資の話を聞いたらまず詐欺を疑い、
最悪0になっても仕方ないと思えるお金の範囲内で投資するようにしましょう(JACKはそんな投資絶対に嫌やけど!笑)
まとめると、日本国内で敢えてレンディング投資するメリットは低いし、
海外のレンディング投資はほとんどが詐欺ということです。
もう少し正しい情報を集めて知識をつけ、
ソーシャルレンディング投資よりも魅力ある商品に投資することをお勧めします。
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