クレジットカードの特典の中で年1回の「無料宿泊」は、
年会費を実質的に回収できる要素として特に注目されています。
今回は、以下4枚のカードに付帯する無料宿泊特典を徹底比較していきます。
- Marriott Bonvoy Brilliant(米国)
- Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム(日本)
- Hilton Honors Aspire(米国)
- Hilton Honors アメックス・プレミアム(日本)
比較表:無料宿泊特典の違いまとめ
カード名 | 内容 | 条件 | 使えるホテル例 | 実質価値 |
---|---|---|---|---|
Marriott Bonvoy Brilliant(米) | 85,000Ptまでの無料宿泊×1泊 | 毎年カード継続時、自動付帯 | リッツ東京、エディション虎ノ門 など | 5〜10万円相当 |
マリオット アメックス・プレミアム(日本) | 50,000Ptまでの無料宿泊×1泊 | 年間150万円以上の利用が必要 | メズム東京、ウェスティン東京など | 2.5〜4万円相当 |
Hilton Honors Aspire(米) | 週末無料宿泊×1泊(+条件で最大3泊) | 無条件で1泊、+年間$30,000/$60,000で追加 | コンラッド東京、グランドワイレアなど | 5〜8万円相当/泊 |
ヒルトン アメックス・プレミアム(日本) | 週末無料宿泊×1泊(+条件で最大2泊) | 無条件で1泊、+年間300万円以上で追加1泊 | ヒルトン東京、コンラッド大阪など | 3〜6万円相当/泊 |
ポイント①:米国カードの特典は条件なしで豪華
特に注目すべきは、
Marriott Bonvoy BrilliantとHilton Aspireは、どちらも、
- 無条件で特典がもらえる(利用額要件なし)
- ハイエンドなホテルでも使える(ポイントまたは除外日制限が少ない)
という点。
旅行頻度が少なくても、
年1〜2回のラグジュアリーステイで年会費を簡単に超える価値
を得ることができます。
ポイント②:日本カードは「条件付き」だが狙い目あり
一方で、日本版のマリオットやヒルトンカードは、
- 年間○万円以上の利用で特典がもらえる
- 1泊の上限がやや低い(50,000Pt、国内利用メイン)
といった制限がありますが、
日常決済を集中させるだけで特典が確実に得られるのはメリットです。
特にヒルトンアメックス・プレミアムは300万円利用で2泊分もらえるため、
1泊3万円以上のホテルに使えば、6万円分以上の価値が得られます。
結論:旅行好きなら米国発行カードが圧倒的に強い
年に1〜2回の高級ホテルステイを楽しむなら、
Brilliant or Aspireが最もコスパ◎
出張や国内旅行中心でカード決済も多いなら、
日本版カードでも十分リターンは大きい。
いずれにしても、
「無料宿泊特典で年会費を回収できるか?」はカード選びの鍵となるポイントです。
次回:【第3回】ホテル上級会員ステータスの違いと特典の本質を解説