ホテル系クレジットカードの最大の魅力の一つが、
上級会員ステータスの自動付帯です。
このステータスによって、無料の朝食やラウンジ利用、客室アップグレードなど、
滞在時に受けられる恩恵が大きく変わります。
今回は、以下の4つのカードに付帯するステータスと、
それによって実際にどんな特典が得られるのかを比較・解説します。
比較対象カードと付帯ステータス
カード名 | 自動付帯ステータス | ステータス昇格条件 |
---|---|---|
Marriott Bonvoy Brilliant(米) | プラチナエリート | 無条件付帯 |
Marriott アメックス・プレミアム(日本) | ゴールドエリート | 年間400万円利用でプラチナ昇格 |
Hilton Honors Aspire(米) | ダイヤモンド | 無条件付帯 |
Hilton アメックス・プレミアム(日本) | ゴールド | 年間200万円利用でダイヤモンド昇格 |
Marriott系ステータスの違い
▶️ プラチナエリート(Brilliant付帯)
- 客室アップグレード(スイート含む)
- 朝食無料 or ウェルカムギフト
- ラウンジアクセス
- レイトチェックアウト(16時)
- 実質50泊相当のステータス
最もコスパが高い特典群。
これだけで1泊あたり1〜2万円の付加価値が生まれることも
▶️ ゴールドエリート(日本版)
- 客室アップグレード(スイート除く)
- レイトチェックアウト(14時目安)
- ボーナスポイント25%
ラウンジ・朝食は付かないため、快適さに大きな差が出る。
とはいえ出張・一般滞在では十分実用的
Hilton系ステータスの違い
▶️ ダイヤモンド(Aspire付帯)
- 朝食無料(海外ではビュッフェ、日本含む)
- エグゼクティブラウンジ利用可
- 客室アップグレード(スイート含む)
- レイトチェックアウト(希望可)
国内ヒルトンでも、毎回の朝食・ラウンジ・アップグレードが保証される最強クラス
▶️ ゴールド(日本版)
- 朝食無料(同伴1名まで)
- 客室アップグレード(空室状況次第)
- レイトチェックアウト(リクエストベース)
朝食だけでも大きなメリット。ただしラウンジアクセスは不可。
ダイヤへの昇格が狙いやすい点も魅力
どれが一番お得?用途別のおすすめ
旅行タイプ | 最適なカードと理由 |
---|---|
高級ホテルをフル活用したい人 | ✅ Hilton Aspire(毎回のラウンジ・朝食・アップグレード)
✅ Marriott Brilliant(プラチナ特典) |
国内ホテル中心で日常利用重視 | ✅ Hilton 日本プレミアム(朝食が強い)
✅ Marriott 日本プレミアム(400万利用でプラチナ狙える) |
ステータスの価値は「使ってこそ」生きる
上級会員ステータスの真の価値は、
- 何回使うか(年数回の滞在で元が取れるか)
- どのホテルブランドを使うか(アップグレードの恩恵があるか)
に大きく左右されます。
毎回の滞在で朝食+ラウンジ+アップグレードがあるなら、
それだけで1回1〜2万円のリターン。
年3〜5回でも使えば、年会費はあっさり回収できます。
次回:【第4回】日常決済でも得する?ポイント還元率と実用性を比較