【体験談】ADICO(アディコ)ドバイ社債投資を友人から勧誘された話|PMD・ADIF GROUPの手口・クリアースカイとの関係・断り方まで完全解説【2026年5月最新】

【2026年4月 最新情報で更新】

ADICO(アディコ)の販売元「ADIF GROUP」「株式会社PMD」は、2026年4月現在も「Owners Club ADICO」として勧誘活動を続けています。特筆すべきは、同じ株式会社PMDが、2026年4月7日に京都地方裁判所へ破産申立が行われた「合同会社クリアースカイ(IPFSサーバー投資詐欺・被害5,000人・250億円)」の勧誘にも深く関与していたことです。本記事では、私が実際に勧誘された体験をもとに、ADICO案件の危険性と見抜き方を整理します。

以前一緒に仕事をしていた不動産業界の社長から5年ぶりに連絡があり、ランチをしながら昔の思い出話に花を咲かせました。

それで終わりかと思いきや、「ぜひ、聞いてほしい話があるんです!」と切り出され、突然カバンから資料をたくさん取り出し始めました。

そこで出てきたのが、「ドバイ発祥のADICO(アディコ)」という私募社債投資案件

聞いた瞬間に、前に大規模詐欺事件として首謀者が逮捕されたSDHを思い出しました。そして調べてみると、この案件の勧誘に関わっている「株式会社PMD」は、先日破産申立が行われた合同会社クリアースカイのIPFSサーバー投資詐欺(被害者5,000人・250億円)にも関与していた会社だったのです。

この記事では、

  • ADICOとはどんな案件か、私が勧誘された実際の提案内容
  • 私が一瞬で「怪しい」と判断した5つの危険サイン
  • PMD・ADIF GROUPの正体とクリアースカイ事件との共通点
  • 友人から勧誘されたときの角の立たない断り方5パターン
  • すでに契約してしまった人が今すぐ取るべき5つの行動

を、実体験ベースで整理しました。少しでも「怪しいかも」と感じている方は、最後まで読んでから判断してください。

【体験談】不動産業界の友人から5年ぶりの連絡

ある日、不動産業界で以前一緒に仕事をしていた社長からLINEがありました。5年ぶりのメッセージで、「久しぶりにランチでもどうですか」という何気ないメッセージでした。

私は彼のことを人柄の良い経営者として記憶していましたし、断る理由もなく、喜んで再会を承諾しました。

指定されたレストランで顔を合わせると、お互いの近況報告や昔の思い出話で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごしました。ここまでは、純粋な再会でした。

ところがコーヒーが運ばれてきたタイミングで、彼の表情が少し変わり、

「実はJACKさんに、ぜひ聞いてほしい話があるんです!」

と切り出したのです。そして、持参したカバンから大量の資料を取り出し始めました

正直、このタイミングで私の中では「あ、これは何かの勧誘だな」とすぐに察しました。11年にわたってコアメンバーを運営してきた経験から、こういう展開は数え切れないほど見てきたからです。

そして彼が広げたのが、「ADICO(アディコ)」というドバイ発祥の私募社債投資案件でした。

提示されたADICO案件の内容|年利と配当スキーム

彼が提示してきたADICOの内容をまとめると、以下の通りでした。

【提示されたADICOのスキーム】

商品種類ドバイ発祥の私募社債
運営ADIF GROUP(UAE法人)
日本側販売代理株式会社PMD ほか紹介ネットワーク
最初の5年間年利7%前後で運用
6年目以降「夢のような高配当を生涯に渡って受け取れる」との説明
入口LINE登録/説明会/動画視聴
構造紹介者に報酬が入るリファラル型
事業領域マーケティング/不動産/インフラ等を掲げる

彼の話を要約すると、「ドバイにある企業の社債を購入すれば、そこからの配当が毎月受け取れる。最初の5年は年利7%くらいで運用され、以降は夢のような高配当が生涯に渡って受け取れる」というものでした。

そして決定打として、「10年で1.5兆円規模のビジネスに拡大する計画です」「バージュ・ハリファやエミレーツ航空とも関係する案件です」「すでに多くの経営者が参加しています」と畳み掛けてきました。

私はこの時点で、「これは典型的な投資詐欺・もしくは限りなくそれに近いハイリスク案件」という判断を固めました。

私が一瞬で「怪しい」と感じた5つのサイン

彼の話を聞きながら、私の頭の中では危険サインが次々と点灯していました。投資を11年以上見てきた経験から言うと、以下の5つのサインが1つでも点灯すれば距離を取るべき、3つ以上点灯していたら確実に関わってはいけない案件です。

🔴 サイン①:「年利7%+6年目以降は夢の高配当」という非現実的な利回り

最初の5年で年利7%、その後「夢のような高配当」——この表現自体が問題です。

世界の優良債券の利回りは年2〜5%程度、ハイイールド債でも年6〜9%程度が現実的な水準です。それを超える「夢の高配当」を生涯にわたって約束するモデルは、金融的に成立する仕組みが存在しません

世界最高の投資家といわれるウォーレン・バフェットでさえ長期平均年率リターンは約20%台です。それを一般人が「無リスクで」得られる商品は、理論上も現実上も存在しません。

🔴 サイン②:ドバイ・海外という「距離」を使った実体隠し

ADICOの運営主体は「ドバイのADIF GROUP」とされていましたが、資料には正確な法人登記番号・登記国・DFSA/FSRA登録番号が明示されていません

海外法人を使うスキームは、被害者が法的措置を取ろうとしても、

  • どの国の裁判所に提訴すればいいか判断が難しい
  • 日本の警察・金融庁の管轄外になりがち
  • 契約書の準拠法・管轄裁判所が海外になっていて泣き寝入りになる

という構造を生みます。「海外だから日本の規制は関係ない」と説明されたら、それは赤信号と思ってください。

🔴 サイン③:金融庁未登録+「投資ではなく社債売買」という回避レトリック

日本国内で社債などの金融商品を個人に販売するには、金融商品取引業者として金融庁への登録が必須です。株式会社PMDに第二種金融商品取引業の登録があるかどうかは、金融庁のWebサイトから誰でも5分で確認できます。

私が確認した限り、PMDはこの登録業者リストに見当たりません。にもかかわらず「これは投資ではなく、社債の売買なので金商法の対象外です」という説明で規制を回避しようとするのは、クリアースカイ事件(「サーバーの売買であって投資ではない」)と完全に同じ言い逃れパターンです。

🔴 サイン④:友人・知人からの「リファラル型」勧誘構造

今回のケースも、私が勧誘されたのは「不動産業界で昔一緒に仕事した社長」からでした。紹介者には投資額に応じて報酬が支払われる仕組みがあり、善意で紹介してくれる人も多い反面、紹介者自身も被害者であることが後から判明するケースが大半です。

この手法は「アフィニティ詐欺(親和性詐欺/Affinity Fraud)」と呼ばれ、相手が信頼している人から勧められることで警戒心が下がります。

クリアースカイ事件でも、まったく同じリファラル型の構造で5,000人の被害者が発生しました。「信頼できる友人が勧めているから大丈夫」は、投資判断としては最も危険な発想です。

🔴 サイン⑤:権威付けのための豪華キーワードの乱発

ADICOの資料には、バージュ・ハリファ、エミレーツ航空、ドバイ政府、UAE、スマートシティなど、「ドバイ=富裕層の成功イメージ」を想起させるキーワードが大量に散りばめられていました

しかし、権威付けキーワードと、投資家にリターンが返せる事業実体があるかどうかは、完全に別問題です。

この手法はクリアースカイの「IPFS/Web3.0/分散型ストレージ」と同じ構造で、「難しい用語で思考停止させて、判断力を奪う」典型的な詐欺パターンです。

PMD・ADIF GROUPの正体|関連会社と資本関係

ADICOの勧誘で繰り返し登場するのが、「株式会社PMD」と「ADIF GROUP」という2社です。

【ADICO勧誘に関与している主な会社・団体】

  • ADIF GROUP(UAE法人):ADICO・BOTH TRADE・Owners Club ADICOなど複数のスキームを展開
  • 株式会社PMD:日本における主要勧誘窓口。TikTok・セミナー・個別相談で顧客獲得
  • ADIF JAPAN(関連会社とされる):日本側での窓口として言及されるが、登記・許認可状況に不透明な点あり
  • 個人紹介者ネットワーク:全国の経営者・富裕層向け紹介ネットワーク

ネット上の複数の情報源では、ADICO INVESTMENTSの名称で過去に海外登記されていた法人は、すでに非アクティブまたは解散済みという指摘があります。現在の「ADIF GROUP」と、過去のADICO INVESTMENTSが同一主体なのか、別法人なのかも判然としません。

こうした「名称が次々と変わる・関連会社が複数ある・どこが契約の当事者か不明確」という状態は、投資詐欺の典型的な構造です。万が一トラブルが起きたときに、責任の所在を追いかけられない設計になっているからです。

クリアースカイ詐欺事件とPMDの共通点

ここで特に注目すべきなのが、「株式会社PMD」が合同会社クリアースカイ(2026年4月7日に破産申立・被害5,000人・250億円)のIPFSサーバー投資詐欺にも勧誘関与していたという事実です。

【PMDが勧誘に関与した2つの案件の共通点】

共通要素クリアースカイADICO
商品形態IPFSサーバー売買ドバイ社債売買
規制回避の理屈「サーバー売買だから金商法対象外」「社債売買だから金商法対象外」
勧誘方法無料セミナー+友人紹介無料セミナー+友人紹介
紹介報酬投資額の約10%リファラル報酬あり
権威付けWeb3.0/IPFSドバイ/バージュ・ハリファ
PMDの関与勧誘代理店として関与主要勧誘窓口として関与

クリアースカイは2026年4月に破産申立が行われ、債権者205名・被害者約5,000人・未償還残高約250億円という大規模な被害が確定しました。

同じ会社が勧誘に関わっている以上、ADICOも同じ結末を辿るリスクが極めて高いと考えるのが合理的です。過去に類似の構造で破綻した案件の勧誘に関わった会社が紹介する新しい案件を信じる理由は、1つもありません。

ドバイ社債投資の3つの構造的危険性

ADICOに限らず、「ドバイ発の社債投資」という商品には、構造的な危険性が3つあります。

① 情報の非対称性が極端に大きい

日本の証券会社が扱う公募社債であれば、目論見書・格付け・財務情報・監査報告書など、投資家が判断材料にできる情報が整備されています。

しかし、ドバイの無名企業が発行する「私募社債」は、そもそも公式に公表された情報が極端に少なく、勧誘者が口頭で説明する内容を信じるしかない状態になりがちです。

② 法的救済のハードルが極めて高い

万が一トラブルが起きた場合、海外法人相手の訴訟は以下の理由で極めて困難です。

  • 準拠法・管轄裁判所が海外になっている
  • 現地での訴訟には多言語・現地弁護士の手配が必須
  • 判決を取れても、現地資産の差し押さえが実質不可能
  • 日本の警察・金融庁の直接的な管轄外

投資詐欺の民事訴訟において、被害額を全額回収できた人は統計上ほぼ0%というデータがありますが、海外案件ではこの回収率がさらに下がります。

③ 「ドバイ=富裕層の成功」イメージで判断力を奪う

ドバイは実際に富裕層の投資先として人気ですが、「ドバイだから安全」「ドバイだから儲かる」という連想は完全に誤りです。

在ドバイ日本国総領事館の資料によれば、ドバイでの詐欺被害事例は年々増加傾向にあり、日本人居住者だけでも近年で26件・約6,000万円の被害が報告されています(※ドバイ詐欺事件は2024年に前年比57%増)。

DFSA・FSRA(ADGM)での登録確認方法

UAE(ドバイ・アブダビ)で金融商品を扱う企業は、本来以下のいずれかの金融規制当局への登録が必要です。

【UAE主要金融規制当局】

  • DFSA(Dubai Financial Services Authority):DIFC(ドバイ国際金融センター)の独立規制機関。公式サイト https://www.dfsa.ae/
  • FSRA(Financial Services Regulatory Authority):ADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)の規制機関。公開登録簿 https://www.adgm.com/public-registers/fsra

ADICO・ADIF GROUPが正当な投資商品を扱う企業であれば、これらの登録簿で法人名を検索したときに、該当する許認可区分(社債の私募販売・資産運用・投資アドバイザリー等)で登録されているはずです。

2026年4月時点で、公開情報上これらの登録が確認できない場合、UAEの金融規制対象外で運営されている可能性が高く、投資家保護の枠組みは機能しません

勧誘を受けた際は、以下の「確認質問」をその場でぶつけてみてください。

【勧誘時にその場でぶつけるべき確認質問】

  • 利回りの根拠となる投資資産の詳細・評価主体・監査主体は?
  • 最新の公認会計士監査済み報告書を提示できる?(毎月分配ならキャッシュフロー内訳が必須)
  • 契約相手の正確な法人名・登記国・登記番号は?
  • その法人はDFSA/FSRA(ADGM)で該当事業の登録が確認できる?
  • 解約条件(クーリングオフ、早期償還、途中解約ペナルティ、名義変更の可否)は?
  • 販売者が受け取る紹介料・手数料の全体像は?誰がどの段階でいくら取る?

これらに即答できない、あるいは「後日資料を送ります」で逃げる相手は、関わってはいけない相手です。

友人から勧誘されたときの断り方5パターン

ADICOのような案件は、友人・知人からの紹介という形で持ち込まれます。関係を壊さずに断るためのテンプレートを5パターン用意しました。

① 家族ルールを盾にする

「投資判断は夫婦(家族)で相談してから決めるルールなんです。紹介してくれてありがとう、家に持ち帰って相談しますね」——個人の判断ではないと伝えることで、その場でのクロージングを回避できます。

② 税理士・FP・弁護士に相談すると伝える

「自分の資産運用は必ず顧問税理士に相談してから決めています。資料をもらって、確認してから返事させてください」——専門家チェックを挟むと伝えるだけで、多くの勧誘者は引き下がります。

③ 金融庁登録を確認するまで動かないと伝える

「金融商品は必ず金融庁登録を確認してから投資すると決めているので、PMDさんの登録番号と、ADIF GROUPのDFSA/FSRA登録情報を送ってもらえますか?」——正当な案件なら即提示されるはず。逆にここで濁されたらアウトです。

④ 資金拘束期間が合わないと伝える

「今は住宅ローン返済や子どもの教育資金で、5年以上動かせない資金を作るのが難しいんです」——個人的な資金事情を理由にすると、相手は追い打ちをかけづらくなります。

⑤ 直近の投資詐欺ニュースを共有する

「最近、同じ仕組みのクリアースカイっていうIPFS投資で5,000人・250億円の詐欺が起きたばかりらしくて、正直ドバイ案件全般に慎重になっています」——具体的な事件を挙げると、紹介者自身も一度立ち止まります。紹介者が善意なら感謝されることもあります。

断るときのコツは、「案件を否定するのではなく、自分のルールで判断する」という姿勢を貫くことです。相手のプライドを傷つけず、自分の身を守れます。

すでに契約してしまった人が今すぐ取るべき5つの行動

この記事を読んでいる方の中には、すでにADICO・ADIF GROUP・PMD経由の案件に投資してしまった方もいるかもしれません。その場合は、以下の5つを速やかに実行してください。

① 契約書・振込記録・勧誘時のLINEを全て保全する

契約書、振込明細、紹介者とのLINE/メール、セミナー資料、説明動画のURL等、すべてスクリーンショットとコピーで保全してください。証拠は時間が経つほど消されます。日付が分かる形で残すのが重要です。

② 警察・金融庁・国民生活センターへ相談する

最寄りの警察署の生活安全課、金融庁の「金融サービス利用者相談室」、消費者ホットライン「188」に相談してください。刑事事件化は早ければ早いほど有効です。

③ 解約可能なら即座に解約申請を出す

契約にクーリングオフ期間や解約規定がある場合、該当期間内であれば解約を申請してください。書面(内容証明郵便)で送付すると証拠として強力です。

④ 弁護士への相談は慎重に

「被害回復します」「お金を取り戻します」を前面に出す業者は要注意です。弁護士会経由で信頼できる弁護士を紹介してもらうか、法テラス(0570-078374)の無料相談を活用してください。

⑤ 二次被害に絶対に遭わない

被害者名簿は詐欺業者の間で流通します。「被害回復業者」「国際返金プログラム」「ADICO救済プロジェクト」などを名乗る連絡は100%二次詐欺と考えてください。

FAQ|よくある質問10問

Q1. ADICOは詐欺なのですか?

A. 2026年4月時点で公式に「詐欺」と法的に確定しているわけではありません。ただし、金融庁未登録業者による勧誘、利回りの非現実性、海外法人の登記不透明さ、同じ勧誘会社(PMD)が関わったクリアースカイが実際に破産申立されている事実から、限りなく詐欺に近いハイリスク案件と私は判断しています。

Q2. 最初の5年は本当に配当が出ると聞きました。大丈夫では?

A. ポンジ・スキームは「最初は配当が出る」のが仕組みの本質です。新規投資家の資金で既存投資家に配当を回しているので、最初の数年は配当が回りますが、新規流入が止まった瞬間に破綻します。クリアースカイもまったく同じ構造で、2026年初頭まで配当が続いた後、2月に連絡不通→4月に破産申立となりました。

Q3. 株式会社PMDは信頼できる会社ですか?

A. 株式会社PMDは、2026年4月に破産申立が行われた合同会社クリアースカイ(被害5,000人・250億円)の勧誘代理店として名前が挙がっています。同じ会社がADICOの勧誘にも関与している以上、私は同社経由の案件には一切触れない方針を取っています。

Q4. ADIF GROUPはドバイの実在企業ですか?

A. 「ADIF GROUP」を名乗る法人は存在しうるものの、過去にADICO INVESTMENTSとして登記されていた法人はすでに非アクティブ/解散済みとする指摘があります。正式な法人名・登記番号・DFSA/FSRA登録情報を提示できない時点で、実体のあるビジネスとしての信用は持てません。

Q5. 紹介してくれた友人を責めるべきですか?

A. 紹介者自身も被害者である可能性が高いです。リファラル型の詐欺構造は、「紹介者が善意で信じ込んでいる」ことが前提で設計されています。まずは冷静に事実関係(登録状況、配当原資、解約条件)を一緒に確認することをおすすめします。友人関係を壊す前に、共通の敵=詐欺スキームに向かい合う方が生産的です。

Q6. 金融庁の相談窓口はどこですか?

A. 金融庁の「金融サービス利用者相談室」は電話(0570-016811)と公式Webフォームから相談できます。あわせて「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」でPMD等の登録有無を自分で確認してください。未登録業者からの勧誘はそれだけで違法です。

Q7. DFSAやFSRAって何ですか?

A. UAEの金融規制当局です。DFSAはドバイ国際金融センター(DIFC)、FSRAはアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の金融サービスを規制しています。正当な金融商品を扱う業者はいずれかに登録されているはずで、公式サイトの公開登録簿で誰でも検索できます。

Q8. ドバイの投資案件は全部ダメですか?

A. すべてがダメというわけではありません。ただし、金融庁登録業者を通じて、公開情報が整備された商品を、契約内容を自分で理解した上で投資するという基本を守れない案件は、ドバイだろうが東京だろうが避けるべきです。ドバイというブランドだけで判断しないでください。

Q9. 似たような勧誘をTikTokで見かけました。同じ案件ですか?

A. 株式会社PMDはTikTokでの集客を積極的に行っていることが複数の情報源で確認されています。「ドバイ」「高配当」「社債」「Owners Club」などのキーワードでインフルエンサーが紹介しているケースが多く、ADICOの入口である可能性が高いです。

Q10. もし被害に遭っても回収できる可能性はありますか?

A. 海外法人を相手にした投資詐欺の民事回収率は、統計上ほぼゼロに近い現実があります。それでも警察への被害届提出・証拠保全・金融庁への相談は必ず行ってください。刑事事件化できれば、捜査過程での資産差し押さえにより一部回収に至るケースも稀にあります。ただし、二次詐欺(回復業者)には絶対に乗らないでください。

まとめ|あなたと大切な人を守るために

今回、不動産業界の旧友から勧誘されたADICO(アディコ)ドバイ社債投資は、私の判断では限りなく投資詐欺に近いハイリスク案件でした。

決定的なのは、勧誘に関わっている株式会社PMDが、2026年4月に破産申立となったクリアースカイ詐欺(被害5,000人・250億円)の勧誘会社でもあったという事実です。同じ構造・同じ勧誘会社が別の「海外案件」を持ち出してきたとき、合理的な投資家が取るべき選択は「関わらない」の一択です。

もしこの記事を読んでいる時点で、

  • ADICO・ADIF GROUP・PMDから勧誘を受けている方
  • 家族や友人がすでに投資してしまっている方
  • 「夢のような高配当」に惹かれて契約を検討している方

がいらっしゃれば、まずは金融庁の登録業者リストと、DFSA/FSRAの公開登録簿を検索してみてください。それだけで、大半の判断はつきます。

そして何より大切なのは、紹介してくれた友人を責めるのではなく、冷静に事実を確認する姿勢です。紹介者自身も被害者である可能性が高く、共通の敵は詐欺スキームそのものです。

ADICOの具体的な仕組みや過去の登記情報については、別記事で詳しく解説しています。

必要であれば、あなたが受け取った個別資料(PDF・契約書)の該当条文をこちらで精査し、コンプラ上まずい文言や返金難化しやすい条項にマーキングしてお返しすることも可能です。

今回の時点では、ADICOに関わらない方が賢明というのが、私の率直な見立てです。

投資詐欺の最新情報・注意喚起を配信中

当ブログでは、投資詐欺の実態と防衛策を継続的に発信しています。

被害の拡大を防ぐために、ぜひこの記事をSNSでシェアしてください。

※この記事は2026年4月時点の公開情報と筆者の個別実体験に基づいて作成しています。ADICO・ADIF GROUP・株式会社PMDの法的な責任について、現時点で裁判所による確定判断は出ていません。投資判断・法的対応は、必ずご自身の責任と、弁護士・警察・金融庁等の専門機関への相談のうえで行ってください。被害に遭われた方は、一人で抱え込まず必ず専門家に相談してください。

 

【2026年5月 最新情報更新】クリアースカイ破産申立(4月7日)・消費者庁告発(4月14日)とPMD・ADICOの関係性について新情報を追記しました。

【2026年5月最新】PMDとクリアースカイの「二重詐欺リスク」〜被害者が知らなかった事実〜

本記事でも取り上げた株式会社PMD(代表:伊藤健太氏)が、クリアースカイのIPFSサーバー投資案件も積極的に紹介していたことが明らかになっています。

2026年4月7日、合同会社クリアースカイは被害者205名・確認債権28億円で京都地裁に破産申立を受けました。被害総額は5,000人・約250億円とされています。PMDがADICOと並行してクリアースカイを勧誘していたとすれば、PMDを経由して複数の詐欺的案件に同時に接触させられていた被害者が存在する可能性があります。

⚠️ 重要な警告

PMDを経由してADICOに誘導されたことがある方は、同じ紹介者からクリアースカイ・その他の投資案件も紹介されていなかったか確認することを強く推奨します。同一ルートで複数案件に被害が及んでいるケースが確認されています。

ADIFグループの実態と2026年最新状況

ADICOはADIF(ADIF JAPAN / ADIF GROUP)が運営する投資スキームとして紹介されていますが、実態について以下の重要事実があります。

  • 金融ライセンスの不透明性:ADIF/ADICOが日本の金融庁に登録されていないことは明白です。「ドバイのライセンス取得済み」と説明されることがありますが、DFSA(ドバイ金融サービス機構)またはFSRA(アブダビ金融規制機構)への登録有無は投資家自身で独自確認が必要です
  • 投資先の不透明性:「何に投資するのか」「なぜ7〜10%以上の配当が可能なのか」の具体的根拠が説明資料に記載されていません。これは重大な情報開示不足です
  • AIX(エーアイエックス)との関係:ADIFはAIX Investment Groupとも連携していると説明されることがありますが、AIXについても同様に透明性が欠如しています
  • 「社債」という表現の問題:「投資ではなく社債販売」という説明は、クリアースカイが「投資ではなくサーバー販売」と説明して規制を回避しようとしたのと同じロジックです。日本の預託法・金融商品取引法は「形式」ではなく「実態」で判断します

ADICOへの勧誘を角が立たずに断る具体的スクリプト

友人・知人からの勧誘を角が立たずに断るのは難しいですが、以下のスクリプトを参考にしてください。

パターン①「検討する」と言ってフェードアウト

「資料をありがとう。一度じっくり検討してみるよ。ただうちはFP(ファイナンシャルプランナー)に全ての投資判断を相談してから決めるルールにしていて、FPがGoサインを出さないと動けないんだ。FPに確認してみるね」

パターン②「専門家NGだった」と連絡

「検討したんだけど、FP(または税理士/弁護士)に確認したらNGが出てしまって。「海外スキームは税務上の問題がある」と言われたよ。紹介してくれてありがとう、また機会があれば」

パターン③「家族に反対された」

「妻(夫)に話したら猛反対されちゃって。家庭の平和が最優先なので今回は見送るよ。せっかく教えてくれたのにごめんね」

いずれも「あなたのことを信用していない」ではなく「外部条件で動けない」という形にするのがポイントです。

ADICOを勧誘された場合の相談・通報先

相談先連絡先内容
消費者ホットライン188(局番なし)勧誘被害・トラブル相談
金融庁 金融サービス利用者相談室0570-016811無登録業者への通報・相談
都道府県警察 サイバー犯罪相談窓口各都道府県警サイト参照詐欺的勧誘の被害届
国民生活センター0570-064-370投資被害の専門相談

ADICO・ADIF案件に関するよくある質問

Q: ADICOはまだ運営中なのか?払い込んだお金は返ってくるか?

A: 2026年5月時点でADICOが正式に破綻したとの公式発表は確認されていません。ただし、クリアースカイと同じ代理店(PMD等)から紹介を受けている場合、そのルートの信頼性には重大な疑問があります。すでに入金している場合は即座に解約・返金請求を書面で行い、消費者ホットライン188に相談してください。

Q: 「DFSA登録済み」は本当か?

A: DFSAの登録は公式サイトのPublic Registerで誰でも確認できます。「登録済み」と言われても必ず自分で検索して確認してください。検索して出てこない=虚偽説明の可能性が極めて高いです。

Q: 紹介してくれた友人を訴えることはできるか?

A: 友人が善意で紹介しただけの場合、法的責任を問うことは困難です。ただし友人が代理店として報酬を受け取っていた場合や、虚偽の説明を行っていた場合は別途検討の余地があります。弁護士への相談を推奨します(法テラス:0570-078374)。

Q: 金融庁の「登録業者リスト」で確認する方法は?

A: 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」でADIF/ADICOを検索してください。出てこない場合は無登録業者として金融庁に通報可能です。

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