「年利10%以上で増やせます」
「25年積み立てれば老後は安泰です」
そんなセールストークに乗って、海外長期積立を契約する人が、いまも後を絶ちません。
ロイヤルロンドン(RL360)、インベスターズトラスト(ITA)
これらの商品名を聞いたことがある方は要注意です。
商品そのものが詐欺なのではありません。問題は、それを売り込む「紹介者」や「仲介業者」の中に、悪質な業者が紛れ込んでいるという点です。
私自身、過去に2,000万円を超える詐欺被害を経験しています。
だからこそ、同じ轍を踏む人を一人でも減らしたい。
この記事では、
悪徳紹介者の具体的な手口と、騙されないための見分け方を徹底解説します。
RL360・インベスターズトラストとは?商品自体は詐欺ではない
まず大前提として整理しておきます。
RL360(ロイヤルロンドン360°)はマン島に本拠を置く保険会社で、インベスターズトラスト(Investors Trust Assurance SPC)はケイマン諸島に拠点を置く保険会社です。
どちらも設立から10年以上の歴史があり、世界各国で合法的に販売されている金融商品を提供しています。
これらの商品の仕組みを一言で表すと、「ドル建ての長期積立投資型保険」です。
毎月一定額を積み立て、世界中のファンドに分散投資できる点が特徴です。
正規のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を通じて、適切な期間・金額で契約すれば、長期の資産形成として機能し得ます。
問題は、この商品を日本国内で無資格の紹介者が勧誘し、都合の良い情報だけを伝えて契約させるという構造にあります。
悪徳紹介者の7つの手口|こんなセールストークは全部嘘
私がこれまでに把握してきた悪徳紹介者の手口を、具体的に挙げます。
以下の7つに心当たりがある方は、今すぐ立ち止まってください。
❶ 「平均年利10%以上」という約束
実際に優秀なIFAが期待できるのは年利6%程度です。そこから手数料(年1.5〜2%)を差し引くと、投資家の実質リターンはさらに下がります。「10%確実」は根拠のない数字です。
❷ 「最初の2年間は多めに積み立てろ」という誘導
これが最大の罠です。RL360・インベスターズトラストには「初期口座期間」という仕組みがあり、この期間に積み立てた金額は満期まで引き出せません。さらに年6〜7.5%という高額手数料が課されます。紹介者が初期に多く積み立てさせるのは、自分のコミッションを最大化するためです。
❸ 「25年契約一択」という提案
実際には5年〜30年の間で選択できます。25年を勧める理由は一つ——紹介者のコミッションが積立期間に比例して増えるからです。顧客の利益ではなく、紹介者の利益のための提案です。
❹ 英語翻訳料・口座開設ツアー費用の請求
正規のIFAは手数料なしで対応するのが原則です。「英語の書類だから翻訳が必要」「香港で口座開設するためのツアー代30万円」などを請求してくる業者は完全に不正です。
❺ 「5年積み立てて停止すれば後は増え続ける」という説明
停止後も毎年の手数料は発生し続けます。手数料負けにより、積立停止後は資産が目減りするケースがほとんどです。
❻ 「マン島政府が90%保証している」という説明
10年以上前の古い情報です。現在は分別管理制度に変更されており、「90%保証」という説明は時代遅れです。これを語る紹介者は知識が古いか、意図的に誤魔化しています。
❼ 契約後に連絡が取れなくなる
コミッションを受け取った後、アフターサポートを放棄する紹介者が多発しています。解約したくても英語でのやり取りが必要で、手続きに1〜2ヶ月かかる。まさに「契約させたら終わり」という構造です。
手数料の罠|数字で見るリアルな損失
抽象的な話より、具体的な数字を見たほうが実感できます。
インベスターズトラストのエボリューション(Evolution)を例に試算してみます。
【試算例】月2万円 × 20年積み立ての場合
元本:480万円
低コストインデックス投資(eMAXIS Slim S&P500想定):約1,000万円
インベスターズトラスト(手数料差引後):約760万円
→ 差額:約240万円がコストとして消える
RL360の場合も同様です。
初期ユニット手数料が年6%で18〜24ヶ月間発生するため、「年利8%で運用できる」と言われても、実際の投資家リターンは3〜4%台に落ちることがあります。9年目まで元本割れが続くケースも報告されています。
さらに最悪なのが「早期解約」です。
初期口座期間中に解約した場合、支払った積立金のほとんどが戻らず、元本割れがほぼ確実です。Instagram経由で勧誘され、2年後に解約した30代女性が「元本の半分しか戻らなかった」という事例は、決して珍しくありません。
日本国内での勧誘は違法!知っておくべき法律
重要な法律的事実をお伝えします。
RL360やインベスターズトラストは、日本の金融庁に登録されていない外国金融商品です。そのため、日本国内でこれらの商品を勧誘・販売する行為は、金融商品取引法に違反します。
「無料セミナー」「投資勉強会」「Instagram DM」「LINE紹介」
いずれの形式であっても、日本在住者が日本語で日本国内の人に対して勧誘する行為は違法です。
SNSを使った勧誘が横行していますが、「元国税職員」「FP資格保有者」といった肩書きも、日本国内での違法勧誘の免罪符にはなりません。
金融庁は無登録業者への注意喚起を継続的に発信しています。
勧誘を受けた場合は、金融庁の相談窓口(0120-156-811)への連絡も選択肢の一つです。
私自身もオフショア投資で痛い目を見た経験がある
26歳で債務整理を経験し、その後「お金を取り戻したい」という焦りから、様々な投資に手を出した時期があります。
その中で、海外積立投資の勧誘も受けました。
「年利10%、25年で確実に増える」という言葉に引き寄せられた自分がいました。
結果として私は2,000万円以上の損失を経験しています。
手口を知っていても、追い詰められているときは判断力が鈍ります。
「信頼できる人から紹介された」という安心感が最大の落とし穴でした。
今、私がオフショア投資の注意喚起を続けているのは、同じ思いをしてほしくないからです。RL360やインベスターズトラストなどの仕組みを熟知しているからこそ、どこに危険が潜んでいるか、具体的にお伝えできます。
騙されないための7つのチェックリスト
勧誘を受けたとき、以下のチェックリストを確認してください。
一つでも当てはまれば、即座に立ち止まることをお勧めします。
☑ 「年利10%以上」「確実に増える」という言葉を使っている
☑ 日本国内(SNS・セミナー・紹介)で勧誘を受けている
☑ 英語翻訳料・ツアー費用・手数料を請求されている
☑ 「最初の2年間は多めに積み立てるべき」と言われた
☑ 契約期間は25年一択を強く勧められている
☑ 紹介者の金融庁登録番号が確認できない
☑ 「マン島政府が90%保証」という説明を受けた
どれか1つでも当てはまる場合、相手はあなたの資産ではなく、自分のコミッションを最優先に考えています。
まとめ:商品より「人」を徹底的に見極めろ
RL360やインベスターズトラスト自体を全否定するつもりはありません。
正規のIFAを通じて、適切な期間・金額・ファンド選択で契約すれば、長期の資産形成として機能し得る商品です。
しかし現実には、日本語でアクセスできる「紹介者」のほとんどは、日本国内で無資格・違法に勧誘を行う業者です。
彼らの動機は一つ——コミッション獲得です。
あなたの老後資金が増えるかどうかは、二の次三の次です。
もしすでに契約してしまった方、解約・停止を検討している方は、まず現在の契約内容(初期口座期間・残存期間・手数料率)を確認することから始めてください。
状況によっては継続が合理的なケースもあります。
焦って全解約すると、さらなる損失を招くこともあります。
商品を見るな。人を見ろ。これがオフショア投資における最大の教訓です。
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RL360°・インベスターズトラスト・プレミアトラスト・サンライフ・FTライフの5社を実体験から熟知したJACKが、あなたの状況に合わせた判断をサポートします。継続か解約か、どちらが得かを一緒に考えます。
【免責事項】本記事は個人の体験・見解に基づく情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。また、記載している内容は成果を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。金融商品への投資にはリスクが伴います。不明な点は金融庁(0120-156-811)や弁護士などの専門家にご相談ください。
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